
巨人の杉内俊哉(33)が上々の仕上がりを見せている。
5日の日本ハム戦でオープン戦初登板。4回4安打1失点で「次は5回以上投げると思うので、しっかりゲームをつくりたい。開幕投手ももちろん可能性がある限りは狙いたい」と話した。
今年は前向きな発言が多い。昨年の楽天との日本シリーズでは一人で2敗。“戦犯”になってしまったことで、オフからガンガン飛ばしてきた。移籍後初の開幕投手を「狙っていく」と公言。この日も「開幕」の言葉が出たが、キャンプ中に腰痛を発症し、ペースダウンした時点で内海、菅野らとの開幕投手争いから脱落したようだ。というより、原監督の中では「争いの輪」にハナから入っていなかったフシもある。
ソフトバンクからFA入団し3年目。12勝(4敗)、11勝(6敗)と2ケタ勝ったとはいえ、昨季は後半に調子を落とし、首脳陣の信頼を失った。ソフトバンク時代に2度務めた開幕投手も原監督に「スルー」された格好だ。松井臨時コーチのゴジラフィーバーに沸いたキャンプでもほとんど話題にならなかった。実績十分の元FA左腕なのに、たった2年で相手にされなくなってしまった。
■ゴジラに感謝
それでも、杉内と近しい関係者は「むしろこれで良かったんです」と言って、こう続ける。
「松井さんが多くの報道陣やファンの方を引き連れてくれたおかげで、杉内の周辺は例年になく静かだった。もともと、静かに集中して調整したいタイプですから。去年、侍ジャパンの合宿中に写真週刊誌に女性問題をスッパ抜かれてだいぶ動揺していた。マイペースの杉内はあれでペースを乱した。今年の開幕投手については本人はもう諦めている。というか、あまりこだわっていないと思いますよ」
成績のいい年と悪い年が交互にやってきたソフトバンク時代は「隔年エース」と揶揄(やゆ)されたこともある。昨年の日本シリーズの背信投球もあって、今年は先発3番手から4番手の位置付け。杉内は期待も注目もされない年の方が活躍している傾向がある。
今年は教訓を生かし、静かに目立たずに調整を行っているというのだ。ブルペンで打席に立ってもらうなどの接点はなかったが、キャンプで注目を集めたゴジラに、心の中で感謝しているはずだ。
マンチェスター・Uに所属するベルギー代表MFマルアン・フェライニが、自身の憧れる選手について、言及した。クラブ公式HPが伝えている。
フェライニは、自身の憧れを「ジネディーヌ・ジダン」と明言。「彼のプレーはシンプルで、まるで庭でプレーしているように見えたんだ。彼のプレーを見ることが、大好きだった」と続けた。
ジダンのプレーについては、「ボールコントロール技術はアンビリーバブルだよ。2002年のチャンピオンズリーグ決勝のレヴァークーゼン戦で決めたゴールは、彼のキャリアでも特に印象に残る。あのボレーシュートは、彼のキャリアの中でも最高のゴールだね」と惜しみない賛辞を贈った。
また、「幸運にも数年前に本人に会う機会があって、もちろん一緒に写真を撮ってもらった」と告白。「彼は素晴らしい人。少し話したけど、彼の輝きにやられたよ」と憧れの思いを語った。
フェライニは、今シーズンからマンチェスター・Uに在籍。リーグ戦で、12試合に出場している。
SOCCER KING
信じて大丈夫か。阪神・呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)=前韓国サムスン=が5日、ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に登板し、1回1安打1失点。初めての日本球団相手に直球主体で空振り三振を奪ったものの、失点も喫するなど評価しづらいお披露目となった。
「空振りが取れたのと内容は良かったけど、1球の失投はダメだった」
7回に5番手で登板した呉は、1死二塁から柳田に真ん中よりの直球を捕えられ、中越え適時二塁打を食らった。それでも中西投手コーチは「真っすぐがよくなっている。あとスライダー。いいキレしている。差し込めている。(失点は)気にすることはない」と合格点。和田監督も「打たれてからの真っすぐはよかったが、それまでがね。二塁打もほとんど真ん中」と指摘しつつ「よくなってくるとあれ(直球主体)で空振りが甘くてもとれるんだろう」と心配はしていない様子だ。
今オフに球団が2年総額8億5000万円を投じて獲得した男。チーム内の評価が高いのは当然ともいえる。では他球団は、どうみたのか。
セ球団スコアラーは「制球が定まっていないのが少し気になったけど真っすぐで空振りを取れるところは、さすが。高めに威力がある。やっぱり打者は振るからね。速いスライダーも狙って打てるかどうか…」と渋い表情を浮かべた。
この日は最速148キロを計測し、5度の空振りを奪った速球にも首をかしげた。「足がクロスして投げるから見えるのか若干滑り気味なのか…。左打者のインコースに投げるときに、少しカットボール気味になる」(同)と威力に加え、思わぬクセ球疑惑に警戒を強めるばかりだ。
その守護神は次回登板へ向けての課題を問われ「ヒットを打たれず失点しないようにしたい」。先頭打者に死球を与えるなど課題もみえたが球団としては、ひと安心といったところか。