
米国チャンピオンズツアー第4戦「東芝クラシック」が3月14日(金)から3日間に渡り、米国・カリフォルニア州にあるニューポートビーチCCで開催される。2月中旬の第3戦から3週間のオープンウィークを経てのツアー再開となる。
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昨年大会は、最終日を1打差の単独首位から出たデビッド・フロスト(南アフリカ)が「65」で後続を突き放し、5打差をつける通算19アンダーで圧勝。2位につけていた2010年大会覇者フレッド・カプルスの追随を寄せ付けず、3日間首位を守りきる完全優勝を遂げた。
日本勢では、開幕戦から全試合出場中の井戸木鴻樹が今週もエントリー。今季3試合での最高位は初戦の30位タイと、上位の壁を越えきれない展開が続いている。国内シニアツアー開幕もあと1ヶ月ほどに迫っている中、調子上昇への弾みをつける結果に期待したいところだ。
【主な出場予定選手】
D.フロスト、R.チャップマン、R.コクラン、J.クック、F.カプルス、F.ファンク、J.ハース、井戸木鴻樹、H.アーウィン、B.ランガー、S.ライル、R.メディエイト、C.モンゴメリー、M.オメーラ、C.ペイビン、K.ペリー、T.ワトソン、M.ウィーブ、F.ゼラー
日銀は11日、金融政策決定会合を開き、昨年4月に導入した大規模な金融緩和策の継続を全員一致で決めた。国内景気の現状判断も前回2月会合の「緩やかに回復している」という表現を据え置いた。景気判断の据え置きは6カ月連続。
消費増税後の景気落ち込みへの懸念などから市場では追加緩和への期待が高まっているが、会合では予想通りの景気回復が続いていると判断した。
ただ、円安基調にもかかわらず、輸出が勢いを欠く状況にあることから、輸出環境の判断を前回の「持ち直し傾向」から「横ばい圏内の動き」に引き下げた。
一方で、設備投資は前回の「持ち直している」から「持ち直しが明確になっている」、鉱工業生産は前回「緩やかに増加している」から「伸びが幾分高まっている」に引き上げた。
黒田東彦総裁は同日午後に記者会見し、金融政策や国内景気の現状について説明する。
■地域通貨と一体、幅広い支持で進化
イオンの電子マネーカード「WAON(ワオン)」の累計発行枚数が今年前半、4000万枚を超える。携帯電話用のアプリやクレジットカード一体型、地域限定カードなど、発行形態も多様化。さらに商店街のポイントカードと連携し、地域通貨としても活用するなど、社会インフラとしての展開が幅広い支持を得ている。
◆“脱専用”で利用者急増
レジで端末にICカードをかざすと、かわいい犬の鳴き声が聞こえる-。イオングループのスーパーの店内では当たり前の光景だ。
イオングループが電子マネーカードを登場させたのは、約7年前の2007年4月のことだ。レジの前で1円単位で小銭を探すのに手間取り、後ろに並んでいる人から冷ややかな視線を浴びた経験を持つ人は少なくない。イオンは「レジでの決済を迅速かつ簡単にできる方法があれば、顧客満足が高められるのではないか」(上山政道・イオンリテール電子マネー推進本部本部長)と考えたのだ。
電子マネーをめぐっては、01年にサービスを始めたソニー主導の「Edy(エディ、現・楽天Edy)」やJR東日本の「Suica(スイカ)」などが先行していた。
“後発組”となったイオンは、電子マネーの決済端末機に着目した。当時の端末機はそれぞれの電子マネー専用だったが、イオンは競合する複数の電子マネーに対応した端末機を開発。これをイオングループの店舗に設置したほか、牛丼チェーンの吉野家やファミリーマート、ビックカメラなど、業種業態を問わず加盟店を増やしていった。加盟店にとっては、ワオンのメーンユーザーである女性客の来店増や、店に置く釣り銭が減らせるなどのメリットがある。
この戦略が功を奏し、利用者が爆発的に増加。14年1月末現在の累計発行枚数は3840万枚に達し、利用可能な端末機は自販機や携帯型端末を含めて約17万5000カ所に及ぶ。発行枚数は「14年前半には4000万枚を超える」(イオン)見込みで、スイカの4588万枚(14年2月末現在)が視野に入る。上山本部長は「さまざまな企業などとの提携により、ワオンが幅広く使える世界を作ることを優先した」と話す。
ワオンの“派生サービス”にも取り組んだ。07年11月には携帯電話を使った「モバイルWAONワオン」を開始したほか、対象年齢を55歳以上に限定した「G.G WAON」を投入。他の電子マネーの年代別構成比では「30代からの層が最も多い」(イオン)という定説を覆し、ワオンでは50代以上が48.9%と最も多くなった。
◆買い物以外でもポイント
さらに、ワオンの持つインフラを地方で展開する動きも始まっている。09年6月には、香川県の地域ICカード「めぐりん」とワオンを一体化した「めぐりんWAON」を発売。「めぐりん」は商店街での買い物だけでなく、地元プロスポーツチームの観戦、ボランティア活動などでもポイントがたまる。今回、イオンとの提携を契機に、高松市郊外にあるイオン店舗と同市内の商店街をシャトルバスで結ぶなど、買い物客の利便性向上につながっている。
ただ、めぐりんWAONは、ためた「めぐりんマイル」から「ワオンポイント」への交換はできない。1999年に国の景気対策の一環として全国の自治体が発行した「地域振興券」で、その大部分が地元商店街ではなく、大手流通業で使われたからだ。イオンの上山本部長は「自由にポイント交換ができれば、めぐりんマイルが地域通貨としての役割が果たせなくなる」と説明する。
イオンはかつて郊外に大型ショッピングモールを次々と開店させ、「中心市街地の空洞化を招いた」との批判を浴びた。その後、2006年の「まちづくり3法」の改正で、郊外での大型店舗の出店が難しくなったことや、人口の都心回帰が進んでいる。
「めぐりんWAON」は、電子マネーを仲介役として、大手流通業と地域の商店街との共存共栄を図った成功事例ともいえる。進化した電子マネーは流通の新たな世界を切り開こうとしている。(松村信仁)