
総務省消防庁は28日、有床診療所(有床診)の防火対策自主チェックシステムの運用を、4月1日から始めると正式に発表した。昨年10月の福岡市の有床診火災を受け、消防庁は、有床診の防火対策の履行状況について、国土交通省や厚生労働省と情報を共有できるシステムの整備を進めていた。消防庁は「今後、集約したデータを関係機関が横断的にチェックすることが可能になる」としている。【新井哉】
患者ら10人が死亡した福岡市の有床診火災では、防火扉が閉まらなかっただけでなく、増築も一部が未届けだったことなどが判明。法令違反が疑われる事項については、本来は是正指導が必要だったが、「関係機関で法令違反にかかわる情報が適切に共有されていなかった」(消防庁)という。
こうした実態を踏まえ、消防庁は、有床診の事業者自らがシステムに防火対策の履行状況を入力できるシステムを導入。消防庁と厚労省、国交省が情報を共有することで、違反している事業者を早期に把握するのが狙い。また、入力された情報を活用し、関係機関が連携して違反項目の是正指導につなげたい考えだ。
入力対象者は、全国に約9000か所ある有床診の事業者。入力するのは、防火責任者の選任や防火対象物点検の実施・報告、避難上必要な施設の管理、医療機器の保守点検といった消防や建築、医療に関する約30項目。法定点検の項目に違反があれば、警告表示が出るなど、事業者の自主防火意識の向上を図る工夫もされている。
盛岡の音楽教室のCMが「泣ける」と話題になっている。(盛岡経済新聞)
話題になっているのは、盛岡市を中心に岩手県内で書店、楽器店、音楽・英語教室を運営する東山堂(盛岡市中ノ橋通1)が3月8日から放送しているCM。父と娘の関係を描いたもので、結婚披露宴の場面設定。内容は花嫁の父親が娘へのメッセージとして突然ピアノを弾き始めるが、それは花嫁が幼少期に母親から教わった曲。幼少期のピアノを囲んだ家族の団らん風景から母親の死別、娘が自立し1人となった父親がピアノを習い始めるシーンが流れていく。フルバージョンは3分30秒という長編CMだ。
同社にとって最大規模となる音楽・英語教室の「東山堂クロステラスセンター」(盛岡市大通3)が3月30日にオープンすることもあり、同社の「音楽教室」と「音楽が伝える感動」を表現したかったという。地方のCMでは珍しく、メーン出演者は東京でオーディションを行って起用。披露宴の場面は同社社員などがエキストラで参加したという。現在、「泣けるCM」という話題が広がりユーチューブでの再生回数も増えているという。
同社音楽事業部部長の鹿糠幸康さんは「このCMを通じて音楽に触れ演奏を楽しんでくれる人が増えてくれればうれしい。当社がそのお手伝いの一助になれれば」と話す。