
平成24年9月からの大規模修理がほぼ終わった世界遺産の平等院鳳凰(ほうおう)堂(京都府宇治市)で2日、修理の完成を祝い、玉に移されていた阿弥陀如来坐像(ざぞう)などの魂を戻す法要が行われた。3日から内部拝観が再開される。
鳳凰堂は創建当初の平安時代の趣を取り戻すため、赤茶色の顔料「丹土(につち)」で柱や扉を塗り直すとともに、屋根の鳳凰一対や金具などに金箔(きんぱく)が施され、きらびやかな姿になった。
鳳凰堂の屋根上でも修理作業が行われたことから、阿弥陀如来坐像など仏像の魂は大理石の玉に移されていた。笙などの音が響きわたる中、神居文彰(かみいもんしょう)住職ら8人の僧侶が堂内に入り、お経を読み上げた。
鳳凰堂の内部拝観は午前9時10分~午後4時10分に受け付けられ、1回50人を限度に午前9時半から20分ごとに行われる。
拝観希望者多数の場合は、午後4時10分より前に終了となる。
■新社会人の一歩
新年度がスタートした1日、県内の官公庁や企業で辞令交付式や入社式が行われ、新人たちはスーツに身を包んで新しい人生の門出に緊張した面持ちで臨んだ。
県庁で行われた県の辞令交付式には、新規採用職員105人が出席。仁坂吉伸知事が「頑張ってください」と一人一人に声を掛けながら辞令を手渡した。
新人職員を代表して福祉保健総務課に配属された北出雅也さん(24)が「責務を深く自覚し、誠実公正に職務を遂行することを誓います」と宣誓。仁坂知事は「入庁おめでとうございます。県庁は守備範囲の広い役所。それぞれに何らかの仕事が割り当てられます。県民のために大いに楽しく仕事に励んでいただきたい」と訓示した。
日高振興局に配属された勝丸祐美子さん(30)は「前職の林業関係の知識を生かして地域に密着した仕事をしていきたい」と抱負を語った。
また、和歌山市でも採用発令式があり、市長部局の81人と消防局の13人の計94人の新人職員が大橋建一市長から辞令を受け取った。大橋市長は「和歌山市政の発展と市民の福祉向上のため、これから精いっぱい働いていただきたい」と述べた。
紀陽銀行(和歌山市)では、市内のホテルでグループ会社との合同入社式を開催。計172人の新入社員が出席した。
式では、片山博臣頭取が「地域の方々に多くの喜びと感動を与えられるよう、仕事を通して自分を磨き、活躍してくれることを願います」と祝辞を述べ、新入社員を代表して寺杣隼(てらそま・じゅん)さん(22)が「地域経済の活性化に真摯(しんし)に取り組みます」と力強く宣誓した。2日から、さっそく現場でそれぞれの仕事に就くという。