
街の片隅に、メイドが営む私設図書館がありました。
そこには書架を守る司書メイドがいます。ほんわりおっとりした司書メイド ミソノに、淡い思いを抱くメイドもいるようです。
彼女の好感度を上げようと、今日もお気に入りの1冊を持って、書架にメイドがやってきます。
●お茶の素晴らしさを再発見『茶柱倶楽部』
夏も近づく八十八夜♪
野にも山にも若葉が茂る♪
と、いうことで新茶の季節ですよ、ミソノさん! 今日は美味しい緑茶が飲みたくなる、日本茶漫画をご紹介します。
日本茶をテーマにした漫画ですか? どんな内容なのでしょう。
静岡の茶農園育ちの主人公が全国を旅しながら移動茶店を開いて、各地のお茶を紹介しながら様々な人たちと出会うお話です。
移動茶店? ああ! ちょっと大きな車を改造して作られた屋台のことなんですね。
はい、その屋台で日本茶とお茶菓子を出してお客様に振る舞うんです。お客様は兄弟喧嘩中の酒屋さんだったり、探偵さんだったり、進路と恋に悩む女子高生だったり、将棋のプロ棋士を目指す中学生だったり、日本生まれの外国人アーティストだったりと、とっても個性豊か。
その上、お茶も各地のものを紹介しているなんて、旅先での出会いにわくわくします。確かに「宇治茶」や「狭山茶」など、地名のついたお茶の名前も良く聞きますが、日本茶って地域によってそんなに味が違うんでしょうか。
そうみたいです。私は静岡茶至上主義なところがあって、今まで日本茶は他の地域のものをほとんどいただいてなかったのですが、この本を読んでいろいろ試してみたくなりましたねー。
ふむふむ、茨城の奥久慈茶は「香り高く旨みの強い若草色のお茶」で滋賀の朝宮茶は「丸みのある爽やかな渋みのお茶」……。
お茶ごとの入れ方も書いてあって、これは確かに飲んでみたくなりますね。
これからの熱い時期にピッタリの冷茶や水出しのお茶の作り方、香ばしいほうじ茶の作り方などもあって、すごく充実した内容になっています。
あ、この「ただ喉が渇いたから飲むだけではなく、お茶をいれる時間を作ることで心を切り替えて、体に休息の時間を作る」っていう考え方、いいですね。
急須でいれたお茶って、すごくホッとしますよね。ちょっと手間ですけれど、この本で言われているようにお茶をゆっくり飲む時間を作るって大切なことなんだなぁって思いました。
それから、だれかに美味しいお茶をいれてもらえる幸せや、だれかにいれて美味しいって言ってもらえる喜びを再発見させてもらいました。
お茶好きの方にはもちろん、そうでない方にもぜひ読んでいただけるといいですね。
iPhoneをスキャナーにしてしまうスタンド&アプリSnapLite の使用感をお伝えします。SnapLite記者発表会のデモでは操作の簡単さと撮影の早さを目にしましたが、全く触ったことがない人でもデモと同じように操作可能なのでしょうか。また会場で確認できなかったデスクライトの剛性やLEDライトの形状など、お借りしたモニター機で実際に触って確かめてみました。
PFU『SnapLite』インプレ:撮影の手軽さと応用力、部屋で浮かないデザイン
外観および主なスペックまずは梱包をチェック。イメージキャラクターのリスとシンプルな本体デザインが映えます。箱の蓋はイメージカラーの白にデスクライト本体のシルエットとイメージキャラクターのリス、ロゴ、snaplite.jpのURLがデザインされたとてもシンプルな仕上がりです。
蓋を開けた内部にはグレーのスポンジが緩衝材として敷かれ、デスクライトとACアダプタの箱が入っています。デザインを担当したTENTOのお二人によると、これは「これから使うワクワク感に集中してもらうためのシンプルな構造」です。
カラーバリエーションはホワイト1色のみ。全体はホワイトのプラスチック系の素材ですが、iPhoneを載せる台座部につや消しラバーのような柔らかい素材が貼られておりiPhoneが滑らないように工夫されている印象です。リスとSnapLiteの文字ロゴがさり気なく描かれているのも全体のイメージを崩さない配慮を感じます。
本体基部には薄いグレーで電源ボタンとさらに薄いグレーでシャッターボタンとして機能するリスのマークがプリントされているのですが、かなり寄ってカメラを向けても色が薄すぎて思わず何度か顔を近づけて位置を確認してしまいました。
本体サイズは横75mm × 幅158mm × 高さ360mm。重量は0.65kg。標準的なデスクライトの大きさと重量ですが、見た目の印象とは違い、意外と大きくずっしりしています。
iPhoneを載せてみます。滑り止めの素材とストッパーでしっかりと安定しました。都合上iPhone4を使用しましたが、iPhone5の場合と同じくカメラ部分が台座から飛び出しているのが分かります。ライト部分には半透明のプラスチック素材が蓋としてかぶっており、非点灯の状態でも内部の構造が伺えます。なお、万が一LEDライトが切れた場合は本体丸ごとの交換になります。メーカー保証期間は購入後1年です。
下部の背面には、USBポート1個(5V 2.1A)とACアダプタの口があります。
ACアダプタの箱には、アダプタ本体とシールが入っています。デスクライトの剛性テスト本体の形状から、少々華奢なイメージを抱いていたので剛性テストをしてみました。
手の指が少々白くなるくらい力を込めてぎゅっと上部から押してみましたが、荷重10kgまで耐える仕様となっており、本体アーム部分は少ししなる程度。柔い感触もありません。基部の重みもバランスを考慮されていて、安全面への配慮も実感できます。テスト撮影
記者発表会場に設けられていたタッチアンドトライブースでテスト撮影を行いました。紙とパンや木の実などを組み合わせた平面物&立体物の組み合わせ撮影です。
iPhoneアプリで撮影モードを選択し、本体上部の台座に置くとライトが点灯。同時にレーザーガイドが照射されます。実際には明るさや机とテーブルクロスの色によりますが、かなりはっきりと映りました。
シャッターボタンになっているリスのマークに触れると、アプリで設定したタイマーに従い、シャッターが切れます。タイマーの初期設定は0.5秒。すぐに画像が取り込まれ、カメラロールへ保存されます。
記者発表中のデモでは、このような仕上がりになりました。
開発チームが目指した「スキャンするのではなく、撮影する製品」のとおり、日常生活から生まれてくる大切な物を、難しいことを考えずシンプルな操作できれいな画像として残せる、コンセプトそのままの仕上がりになっています。
ライトユーザーだけではなく、つい分類をサボって貯めこんだ名刺や領収書の束が机の横に放置されているビジネスマンや、スキャナーをSnapLiteに置き換えてもっと広く作業スペースを使いたいクリエイターなどにも向いているのではないでしょうか。
PFU『SnapLite』発表会レポート。日常に溶けこむ新しいスキャナーの提案
PFU『SnapLite』発表、iPhoneをスキャナにするデスクライト&アプリ。5月28日発売
日本マイクロソフト株式会社は5月22日、教育機関向けの無償クラウドサービスOffice 365 Educationの国内ユーザー数が170万人を突破したと発表した。
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■ ストレージを25GBから1TBへ増強、近日中にYammer Enterpriseも提供
クラウドストレージ OneDrive for Businessでは現在の1ユーザーあたり25GBから1TBへ増強することが発表されたが、教育機関向けの無償クラウドサービスでも同様に容量を増強することが発表された。また、現在提供中のLyncに加えて、SNS機能の追加。近日中にYammer Enterpriseの提供を行うと発表した。
マイクロソフトでは企業向けのOffcie 365 Enterpriseと同じサービスが無償で利用できるOffice 365 Educationを2012年6月から提供開始した。
2013年12月からは教育機関向けの特典として、教職員全員がOffice 365 ProPlusまたはOffice Professional Plusを導入している場合には追加費用なく学生向けOffice 365 ProPlusが利用できる「Student Advantage」を提供。「Student Advantage」は、すでに国内47の教育機関で30万人の生徒や学生に利用されているという。
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 オフィス・ビジネス本部長 キャロライン・ゴールズ氏は、Office 365は米国ではFortune500の6割以上の企業がすでに導入しており、日本においても日経225銘柄企業の60%が導入済み」だと数字を挙げ、「Office 365は企業の大小にかかわらず最適なソリューションを、ニーズに合わせた形で提供できている」ことによるとして、企業だけでなく政府系、教育機関、NPO向けにもソリューションを提供していることを説明。次世代のビジネスリーダーとなる学生たちに、どんな業界にいっても活躍できるような基盤を築く支援をしたいと述べた。
■ Office 365導入の決め手は「無償、多言語対応、国内法適用」~大阪大学
発表会ではOffice 365 Educationを導入する東京理科大学 理事 半谷誠一郎理事、大阪大学 サイバーメディアセンター 情報メディア教育研究部門 清川 清准教授が導入の理由を語るビデオコメントも紹介された。
どちらの大学でも、OB・OGもネットワークを介してつながれるようにしたい考えで、理科大の半谷理事は「卒業生には国内だけではなく海外にも多くいる。そうしたネットワークを活かせる、大学のグローバル化にも活用させていただきたいと考えている」とコメント。
また、大阪大学の清川准教授は「20万人くらいOB・OGがいて、半分連絡がついたとして10万人。現役の学生アカウントが3万2000ある。この規模ではクラウド環境が絶対に必要で、教育向けに無償で提供しているところがいいだろうということになった」と説明。
「無償で提供しているY社、G社とマイクロソフトの3社が候補に上がったが、多言語対応でG社と(マイクロソフトの)2社に絞り、何かがあった時に国内法が適用できるということでマイクロソフトを選んだ」とOffice 365 Educationを選択した理由を語った。
また清川准教授は、「セキュリティが非常に心配だということがあり、その点は精査した。運用面では、止まらないシステムということが一番大事」という点も検討したと述べ、コスト面にも言及。10万人のOB・OGを加えて「13万人のアカウントになるが、現行システムに比べると85%のコスト削減になっている」と述べ、卒業生も含めた運用を考えると大きなコストダウンになるとした。
日本マイクロソフト 業務執行役員 パブリックセクター 文教営本部長 中川 哲氏は、「日本マイクロソフトは完全に日本の法令を順守して運営する。また、マイクロソフトは広告目的で運営していないのでメールのクローリングは行っていない。メールの中身を覗き見ることはない。研究内容は公開できないものが多いので、その点はよく問い合わせを受けるが、マイクロソフトは顧客のメールを覗き見ることは一切しない」と説明。Googleとの相違点を強調した。
その上で、「教育機関で170万人ユーザーは国内最大シェアだが、マイクロソフトは教育機関向けサービスで利益を得ようとは考えていない。我々のサービスが最も優れているから、より多くの生徒・学生に使っていただきたいと考えている」として、今後Yammer Enterpriseの提供などさらに機能面を充実させることも合わせて紹介した。
【クラウド Watch,工藤 ひろえ】