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お茶の素晴らしさを再発見『茶柱倶楽部』 - だっぢゅニュース

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2025.08.21|コメント(-)トラックバック(-)

お茶の素晴らしさを再発見『茶柱倶楽部』


 街の片隅に、メイドが営む私設図書館がありました。

 そこには書架を守る司書メイドがいます。ほんわりおっとりした司書メイド ミソノに、淡い思いを抱くメイドもいるようです。

 彼女の好感度を上げようと、今日もお気に入りの1冊を持って、書架にメイドがやってきます。

●お茶の素晴らしさを再発見『茶柱倶楽部』

夏も近づく八十八夜♪
野にも山にも若葉が茂る♪

と、いうことで新茶の季節ですよ、ミソノさん! 今日は美味しい緑茶が飲みたくなる、日本茶漫画をご紹介します。

日本茶をテーマにした漫画ですか? どんな内容なのでしょう。

静岡の茶農園育ちの主人公が全国を旅しながら移動茶店を開いて、各地のお茶を紹介しながら様々な人たちと出会うお話です。

移動茶店? ああ! ちょっと大きな車を改造して作られた屋台のことなんですね。

はい、その屋台で日本茶とお茶菓子を出してお客様に振る舞うんです。お客様は兄弟喧嘩中の酒屋さんだったり、探偵さんだったり、進路と恋に悩む女子高生だったり、将棋のプロ棋士を目指す中学生だったり、日本生まれの外国人アーティストだったりと、とっても個性豊か。

その上、お茶も各地のものを紹介しているなんて、旅先での出会いにわくわくします。確かに「宇治茶」や「狭山茶」など、地名のついたお茶の名前も良く聞きますが、日本茶って地域によってそんなに味が違うんでしょうか。

そうみたいです。私は静岡茶至上主義なところがあって、今まで日本茶は他の地域のものをほとんどいただいてなかったのですが、この本を読んでいろいろ試してみたくなりましたねー。

ふむふむ、茨城の奥久慈茶は「香り高く旨みの強い若草色のお茶」で滋賀の朝宮茶は「丸みのある爽やかな渋みのお茶」……。

お茶ごとの入れ方も書いてあって、これは確かに飲んでみたくなりますね。

これからの熱い時期にピッタリの冷茶や水出しのお茶の作り方、香ばしいほうじ茶の作り方などもあって、すごく充実した内容になっています。

あ、この「ただ喉が渇いたから飲むだけではなく、お茶をいれる時間を作ることで心を切り替えて、体に休息の時間を作る」っていう考え方、いいですね。

急須でいれたお茶って、すごくホッとしますよね。ちょっと手間ですけれど、この本で言われているようにお茶をゆっくり飲む時間を作るって大切なことなんだなぁって思いました。

それから、だれかに美味しいお茶をいれてもらえる幸せや、だれかにいれて美味しいって言ってもらえる喜びを再発見させてもらいました。

お茶好きの方にはもちろん、そうでない方にもぜひ読んでいただけるといいですね。

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2014.05.23|コメント(-)トラックバック(-)
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