
日産自動車の欧州法人、欧州日産は3月7日、『e-NV200』のタクシー仕様車が今夏から、オランダ・アムステルダム市で初の運行を開始すると発表した。
e-NV200は、『NV200』(日本名:『NV200バネット』)をベースにした市販EV。e-NV200はNV200バネットのEV版。『リーフ』に続く日産の市販EV第二弾で、ビジネスユーザーやファミリー向けに開発された。
EVパワートレインは、リーフと基本的に共通。モーターは最大出力109ps、最大トルク28.6kgmを引き出す。二次電池は、48個のコンパクトなバッテリーモジュールで構成されるリチウムイオンバッテリー。
今回、欧州日産は、このe-NV200のタクシー仕様車が今夏から、オランダ・アムステルダム市で初めての運行を開始すると発表。同市に本拠を構えるタクシー・エレクトリック社が、25台の『リーフ』に続いて、e-NV200をタクシーとして営業運転する。
「2年前、10台のリーフがタクシーとして走り始めた。これら10台は、それぞれ走行距離が10万kmを超えたが、優れた信頼性を示している」と話すのは、タクシー・エレクトリック社のRuud Zandvliet代表。「タクシーとしてデザインされたe-NV200の導入に、興奮している」とコメントした。
《レスポンス 森脇稔》
「南と北が『独島(日本名:竹島)はわが領土』と同じ主張をするように、われわれ脱北者が南と北を結ぶ懸け橋になりたい」
14日午後7時、北朝鮮離脱住民支援財団(ソウル・汝矣島)に20-30代の脱北者40人が集まった。壇上に立った脱北青年団体「ウィズユー」代表のパク・ヨンチョルさん(32)は「今回の独島訪問によって、脱北者も韓国の人々と気持ちは違わないということを示そう」と語った。
この日出陣式を行った「脱北青年独島遠征隊」は、今年の光復節(日本の植民地統治からの解放記念日。8月15日)に合わせ、8月14日から16日までの日程で鬱陵島と独島を訪問する予定だ。ある脱北者(33)は「日本が独島の領有権を主張しており、脱北者のわれわれも黙ってはいられないと思った」と語った。今回集まった脱北者たちは、独島を訪問して「独島はわが領土」という宣言文を朗読し、独島を守る将兵に慰問品を渡す予定だ。また、独島でミニコンサートを開き、独島・統一に関する歌を歌う。現在、有名作曲家に依頼して歌を作っており、慈善音楽団体「ビューティフルマインド」との合唱練習も計画している。
独島訪問の費用約2000万ウォン(約190万円)は、自己負担する予定。カン・ウォンチョルさん(32)は「ある慈善団体の後援で、今月末か来月初めにバザーを開き、その収益金を独島訪問の費用に充てる」と語った。パク・ヨンチョルさんは「われわれはこれまで、韓国社会に定着する中で支援を受けてばかりだった。今こそわれわれも支援をしようと、今回のイベントを企画した」と語った。
今回の独島訪問行事に参加する脱北者は、自分たちを「南北どちらにも属さない存在」と考えている。北朝鮮では「裏切り者」、韓国では「周辺者」とされるからだ。キム・ヨンホさん(30)は「今回の独島訪問で、脱北者も韓国社会に完全に同化できるということを示したい」と語った。また、ある脱北者は「ひとりアリラン」の「あの遠い東海(日本海)でひとりぼっちの島/いつ私たちは一つになれるのか」という歌詞を口ずさみ「脱北者の心情は、まさにこの歌詞と同じ」と語った。
マレーシア航空機が行方不明になり1週間が経った15日、南シナ海で捜索活動を始めた海上自衛隊のP3C哨戒機に同乗し、日本周辺で潜水艦などの警戒・監視にあたる“探査のプロ”11人の活動を取材した。
「青と白のシート状の物体を発見」-。マレー半島東約300キロの沖合で、隊員の1人が海面に長さ2メートルほどの浮遊物を見つけた。機体を旋回して確認し、ごみと判断した。兼森孝行機長(38)は「通常の救難活動と違い、対象物のサイズや形が想定しにくい。機体の残骸(ざんがい)なのか慎重に判別していく」とした。
高度約300メートルからレーダーと赤外線カメラを使って周囲数キロを調べ、浮遊物が見つかれば高度を下げて双眼鏡で確認する。
この日の捜索エリアは、マレーシア側から要請を受けた南北100キロ、東西120キロ。約7時間飛行したが、機体と思われる浮遊物はなかった。ある隊員は「野球場で落とした針を探すような作業。だが、与えられた範囲は徹底的に捜索していく」と語った。
海自の哨戒機が海外で捜索活動を行うのは、今回が初めて。不明機の捜索には13カ国・地域以上が参加しているが、海自によると、飛行距離が長く探査能力も高い哨戒機での捜索は米国と日本だけだ。
防衛省は、不明機捜索に哨戒機2機と航空自衛隊のC130輸送機2機の計4機を派遣。輸送機2機は13日から南シナ海上空で捜索活動に入っている。(吉村英輝)