
東京・六本木にある森美術館が、9月に台湾出身の芸術家・李明維(リー・ミンウェイ)氏の展覧会開催を決定した。「台湾新生報(TSSDNEWS)」が報じた。
台湾新生報によると、2013年には彫刻家・洪易(ホン・イー)の作品展が、箱根 彫刻の森美術館で開催されたことも紹介し、2年連続で台湾の芸術家の個展が日本で行われるとのこと。
「リー・ミンウェイとその関係展」は今年9月20日から15年1月4日まで開催で、「リー・ミンウェイの20年来の芸術活動の中で作り上げてきた、重要な作品を展示する」計画が進んでいるそうだ。内容は「日常生活の進行スタイル、歴史文化社会、個人の記憶という3つのテーマで構成される」とのこと。ほかにも「リー氏が来場者と一緒に食事をしたり、夜を明かすといったイベントも行い、現代人の人間関係の美学を探求していく」などのプログラムを準備中と伝えた。
また今年は、ほかにもさまざまな日台文化の交流イベントが予定されていることを紹介。「6月には台北故宮博物院の展示物が東京国立博物館にて公開予定で、“翠玉白菜”を始めとした数々の宝が日本に渡る。そして東京の台北文化センターでは于右任の書道展があり、台湾オペラ「梧桐雨」の公演予定もある」ということだ。日本で実に多くの台湾関連イベントが、開催されるようである。
台湾新生報は、龍応台文化部部長のコメントとして「森美術館との交流をきっかけに、今後日本の各美術館との交流を深めたい」という言葉を紹介しており、今後の意気込みや密になりつつある日台の文化交流の広がりを感じさせる。
日本にいながらこれほどまでに台湾の芸術に触れる機会があるのは驚きだ。特に米ニューヨークで現在芸術活動を行っているという、リー・ミンウェイ氏が創り出す世界は独特な感性が表現され、来場者に影響を与えそうだ。そして初めて海を超えて他国へ渡る“翠玉白菜”も、見る価値あり。14年は芸術家や芸術品を通して、日本と台湾の絆がますます深まる一年になりそうだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)(イメージ写真提供:(C)Law Alan/123RF.COM)