
横浜市港南区にあった県立野庭高校吹奏楽部の卒業生らで結成した「ナカザワ・キネン野庭吹奏楽団」が15日、10回目となる定期演奏会を鎌倉芸術館(鎌倉市大船6丁目)大ホールで開催する。かつて全国大会で6度の金賞を手にし名門として知られた同部の卒業生らが舞台に立つ。
同部は1980年代から90年代前半にかけて全日本吹奏楽コンクールの全国大会常連校として知られ、金賞や日本一(最高得点)などの栄冠を幾度も獲得した名門。2003年に県立日野高校と統合されて横浜南陵高校となり、名前が消えた同部は、“伝説の吹奏楽部”として語られることもあるという。県立高校による復活と常勝の軌跡を追ったドキュメンタリー本も出版されるなど、知る人ぞ知る存在だ。
同部を頂点へ率いた指導者で、96年に亡くなった中澤忠雄さんの「野庭の灯を消さないでほしい」という遺言を引き受けた卒業生らが楽団を結成し活動を続けてきた。
卒業生の中には、音大へ進みプロとして活躍したり、教壇に立ち後進の指導に当たったりしている音楽家もいるという。定期演奏会では、こうした卒業生らも含め結集するという。
定期演奏会は午後5時15分開場、入場料800円。第1部では、「ワーグナー作曲 歌劇『ローエングリン』より エルザの大聖堂への行列」、「チャイコフスキー作曲 大序曲『1812年』」など3曲、第2部では、横浜市立野庭中学校吹奏楽部のメンバーと合同演奏し、アニメソングのメドレーや、「シェーンベルク作曲 ミュージカル『レ・ミゼラブル』より」などを披露する。問い合わせは楽団担当者電話090(2548)3365。