
北京で開催された第12期全国人民代表大会で、2014年の軍事費が前年比12.2%増の8082億3000万元(約13兆4000億円)に決定した。中国の軍事費は4年連続で2桁増となる。
中国政府が公表した軍事費については懐疑的な見方が存在する。新浪軍事はロシアメディアの報道を引用し、「西側諸国の専門家は、中国の軍事費は実際には2000億ドル(約20兆3314億円)にのぼると見ているほか、一部の日本メディアは実際の軍事費は公表額の2倍に達すると見ている」と伝えた。
中国の軍事費に懐疑的な見方が存在することについて、中国の簡易投稿サイト・微博での反応を見てみると、意外にも「(中国政府が)実際の額より少なく公表している可能性は十分にある」、「西側諸国の専門家を信じる」などといった意見が見られた。中国のネットユーザーたちも自国の政府が発表した数値を信じていないようだ。
一部の日本メディアの間で懐疑的な見方が存在することについては反発も見られ、「だから何だと言うのだ? 俺たち中国の金だ。日本とは関係がない!」などといった声も。
中国では汚職問題が深刻化しており、軍部においても無駄遣いが多いとの指摘も存在する。「使うべきところにお金を使ってくれれば良いのだが」、「ほとんどはマオタイ酒と高級車など、“緊急に必要な軍事用品”に使われるのだろう」など、予算が増えれば軍部内に存在すると言われる汚職問題がさらに深刻化するのではないかと案じるユーザーも見られた。
中国の軍事費増加は世界の懸念を招いているが、中国メディアの中国青年報は13日、「軍事費の増加は軍事化を加速していることと同じではない」との記事を掲載、「中国の軍事費は国内総生産の2%にすぎない」とし、軍事費増加の正当性を主張した。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)