
5月30日の東京株式市場で、ミクシィ(東証マザーズ)が年初来高値を更新。終値でも前日比1060円高(+9.57%)の1万2140円の大幅高となった。終値ベースの時価総額は2020億円となり、ディー・エヌ・エー(DeNA、東証1部)を上回った。
ミクシィが公表した今期の業績見通しでは、売上高が前期から3.3倍の400億円、営業利益は20倍超の100億円になると予想。スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」(モンスト)のユーザー数が700万人を突破し、今月から海外展開もスタート。一時はAppleのApp Store売り上げランキングで長らくトップだった「パズル&ドラゴンズ」を抜くなど勢いがついている。
今期の見通しを示した5月14日終値5850円から12営業日で2倍以上に高騰した計算だ。6月30日を基準日として1:5の株式分割を実施することも投資家の思惑を集めているようだ。
DeNAは1円安(-0.08%)の1329円。終値ベースの時価総額は2004億円と、ミクシィに逆転を許した。DeNAは大幅な減収減益を見込む4~6月期予想を受け、株価はさえない展開が続いている。
グリーは18円高(+1.98%)の929円(時価総額2222億円)、コロプラは28円安(-1.19%)の2339円(2869億円)、ガンホー・オンライン・エンターテイメントは17円高(+2.60%)の671円(7729億円)だった。
5月29日、楽天が提供する各種サービスをリアルで体験できる店舗「楽天カフェ」が、東京・渋谷にオープンした。
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インターネットショッピングモール「楽天市場」で人気のお取り寄せスイーツやフード、ワイン、地ビールなどを提供するほか、厳選されたコーヒー豆を使用したドリップコーヒーやカフェラテ、カプチーノ、エスプレッソなどの本格カフェメニューを提供する。コーヒー類と紅茶は、「楽天カード」で決済すると50%オフで購入できる。
日本最高速レベルの無料Wi-Fi環境を提供し、全席にコンセントを完備。さらに、主要なモバイルデバイスの充電器を貸し出す。また、Android端末「Kobo Arc 7HD」を1階全席と2階カウンター全席に配置し、若者に人気の雑誌が電子書籍で自由に楽しめるようにする。楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天生命などのファイナンスサービスをはじめとする楽天グループのサービスについて質問できるコンシェルジュも配置する。
若年層が多く集まり、最新のトレンド発信の場である渋谷を、ブランディングにふさわしいエリアとして選定。「楽天カフェ」の外観とインテリアデザインは、佐藤可士和氏がクリエイティブディレクターとして監修した。オンラインの「楽天市場」とオフラインをつなぐ初の常設リアル店舗として、楽天が提供するさまざまなサービスのタッチポイントにする。売り上げの一部は、NPO法人ETICの協力の下、震災復興リーダーの育成プロジェクトや、若者のさまざまな支援のために寄付する。
所在地は、東京都渋谷区神南1丁目20-6 マ・メゾンしぶや公園通りビル1・2・3階。営業時間は11~23時(年中無休)。座席数は85席。