
日本医師会(日医)は、原子力災害発生時の安定ヨウ素剤服用ガイドラインをまとめた。東京電力福島第1原子力発電所の事故で大量の放射性物質が放出された際、周辺住民へのヨウ素剤配布や服用で混乱が生じたことなどを踏まえ、医師向けに策定したもので、放射性ヨウ素による健康被害や内部被ばくなどの基本事項を明記。また、住民への事前説明会で助言する際に必要な服用のタイミングや副作用といった情報も盛り込まれている。【新井哉】
昨年6月に改定された原子力災害対策指針には、原子力災害時の安定ヨウ素剤の事前配布などが追加され、原子力施設周辺の地方公共団体が住民に安定ヨウ素剤を事前に配布する際は「原則として医師による説明会を開く必要がある」(原子力規制庁)とされている。
日医は、原子力施設事故による災害は、その施設周辺だけでなく、影響が都道府県内に広く及ぶことを想定。地域のオピニオンリーダーとしての役割を担う医師に対し、事前説明会で安定ヨウ素剤の効果や副作用などを説明する際の参考にしてもらおうと、ガイドラインを策定したという。
ガイドラインでは、放射性ヨウ素が体内に取り込まれた場合、「甲状腺に蓄積し、それが放出する放射線によって数年から数十年後に甲状腺がんを発症する可能性がある」とし、甲状腺の内部被ばくの低減に効果のある安定ヨウ素剤の服用回数や量などを詳述。服用は全年齢が対象となっているが、「乳幼児と若年齢を優先させ服用させることが原則」などと具体的な優先順位も示している。
また、治療中の住民に関する注意事項も明記。服用している薬剤と安定ヨウ素剤を併用した場合、「健康影響が起こる可能性がある」とし、カリウム含有製剤や降圧剤などを服用中の住民については、事前配布の住民説明会で、薬剤師の協力を得ることが望ましいとした。このほか、小児や妊婦、高齢者の注意事項も記載した。
参考資料として、住民説明会の流れや、相互作用に注意が必要な薬剤一覧表なども掲載。日医の石井正三常任理事(救急災害医療担当)は「住民の被ばくリスク軽減のために、地域住民や地域行政に対して積極的に助言を行ってほしい」としている。
和歌山城周辺の飲食店で3月29日、「わかやま城下町バル」が開催される。(和歌山経済新聞)
【画像】 前回のバルの様子。次に行く店を考えながら行き交う人々
同イベントは2011年に始まり今回が6回目。参加者は5枚1シートのチケットを購入して店を巡回。チケット1枚は、各店がバルのために用意した「1ドリンク1フード」と交換できる。対象は今回初参加の12店舗を含めて、和歌山市の飲食店91店舗。余ったチケットは、4月5日まで「あとバル」で、1枚700円の金券として使える。
今回初の試みとして、県内日本酒メーカーと全国わかやまポンチ協会が展開する地元のフルーツを活用したスイーツ「わかやまポンチ」とのコラボによる新カクテルを提供する。提供場所は同イベント本部の和歌山JAビル(和歌山市美園町5)入口付近。
実行委員の角谷佳洋(すみたによしひろ)さんは「昨年10月の城下町バルでは雨にもかかわらず1600枚のチケットが売れた。今回はこれ以上の販売を目標にしている」と意欲を見せる。「当日はJR和歌山駅前でフリーペーパーLism の10周年イベントも行われるので、一緒にまちを盛り上げたい」とも。
チケットは、早割=3,000円(今月14日まで)、前売り=3,200円(同28日まで)、当日=3,400円。チケットは本部(当日)、和歌山城西ノ丸の「観光土産品センター」、「フォルテワジマ」(和歌山市本町2)、「わかやまNPOセンター」(和歌山市美園町5)、「マミークリーニング」の一部店舗で扱う。
[3.12 アルガルベ杯 日本女子0-3ドイツ女子]
日本女子代表(なでしこジャパン)は12日、ドイツ女子代表とアルガルベ杯の決勝を戦い、0-3で敗れた。前半はスコアレスで折り返したが、後半1分に先制点を許すと、その後、立て続けに失点。反撃の糸口すらつかめず。2年ぶりの決勝を戦ったなでしこだが、2年前同様、ドイツの前に屈した。
またも厚い壁に跳ね返された。ドイツはこれまでの対戦でも90分間では勝利したことがない相手。フィジカルに勝る相手に、文字通りの完敗を喫した。
キャプテンMF宮間あやも「自分たちの実力。自分たちの努力が足りないと思い知らされた」と完敗を認める。ただわずかながらも収穫はあったと話し、「前半はしっかり守れていたので、それを90分継続する。あとは0ではどこの相手にも勝てないので、得点しないといけないと思います」と更なる成長を誓った。
次の代表戦は5月に予定されている。大阪での親善試合(ニュージーランド戦)をはさみ、5月14日からは、女子W杯予選も兼ねた女子アジア杯が開幕する。「いい勉強になった」と振り返った佐々木則夫監督。「反省をもとに次につなげたい」と前を向いた。