
SKE48新チームEの初日公演が、昨日5月2日に愛知・SKE48劇場で開催された。
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昨日の公演には、大組閣によってAKB48から移籍してきた佐藤すみれや、HKT48の谷真理佳がSKE48の一員として参加。フレッシュな編成で「手をつなぎながら」がパフォーマンスされた。
トークでは佐藤が事前に小林亜実と連絡を取り、チームにいち早くとけ込めるようにリサーチを重ねていたことことが明かされ、ほかのメンバーを感嘆させる。一方、谷は遠慮なしにほかのメンバーに絡んでいき、持ち前のキャラクターを炸裂。その態度に先輩メンバーたちは「退場!」「その場で正座!」と新入りを“指導”し、観客を笑わせていた。なお新チームEのリーダーに就任した須田亜香里は、公演後に「脱・末っ子チーム」を宣言。SKE48を牽引するチームに成長していくことを誓った。
また4月30日にはSKE48劇場にてAKB48からの移籍組である大場美奈やNMB48を兼任する山田菜々らを含む新チームKIIが「ラムネの飲み方」を上演。チームKIIのリーダーを務める古川愛李は終演後に「初日を終えてやっとリーダーとしての自覚と責任感が芽生えてきたところです」とコメントし、「私なりのリーダーシップでチームKIIがSKE48を引っ張っていく力強いチームに成長するよう頑張ります」と力強く宣言した。
須田亜香里(新チームEリーダー)コメント
ファンの方から握手会などで「初日、楽しみにしているよ!」「リーダー頑張って!」とか声を掛けていただいていたので、正直いつもよりプレッシャーはありました。でも、それは期待が高いことの表れだとも思うので、プレッシャーを感じながらも全力で公演は出来たと思います。プレッシャーをいただき、ありがとうございますという感じです。
チームEはこれまでAKB48さんからお借りした公演しかしたことがなかったので、この「手をつなぎながら」を出来ることはとても大事なことだと思います。そして、チームS、チームKIIの先輩たちがやって来た公演を超えないとこの公演をやる意味はないと思います。
これまでチームEは若手メンバーが多くて“末っ子”というイメージが強かったと思うんですが、甘えをなくして、私は「脱・末っ子チーム」宣言をしたいと思います。チームEは、SKE48を引っ張っていくチームになる予感しかしていません。今日ステージに立てなかったメンバー含めて、皆で新しい強いチームEを作っていきますので、よろしくお願いします。
古川愛李(新チームKIIリーダー)コメント
初日はファンの皆さんも楽しみにしてくださっていたと思うので、皆さんとメンバーが一緒になったとても充実感のある公演が出来たと思います。初日を終えて課題も沢山出てきたので、反省も忘れず、今日ステージに立てなかったメンバーも含めてチームKII全員で力を合わせていきたいと思います。
とにかくKIIは個性がすごいというかキャラが濃い過ぎるメンバーばかりなので、1回の公演ではまだまだすべてを出し切れていません。これから回を重ねるごとに「何だ、これは!」「楽し過ぎる!」と言っていただけるような全く新しい「ラムネの飲み方」公演を作り上げていきたいと思います。
新リーダーに任命されましたが、初日を終えてやっとリーダーとしての自覚と責任感が芽生えてきたところです。
すみません…まずは「あいりん、リーダー出来るんだ!」と安心していただけるようにします(笑)。そして、私なりのリーダーシップでチームKIIがSKE48を引っ張っていく力強いチームに成長するよう頑張りますので、皆さんのパワーを分けてください!よろしくお願いします!
民放各局が情報番組をそろえる昼の時間帯で、TBS系「ひるおび」の好調が続いている。注目は4月から司会陣に加わった江藤愛アナウンサー(28)。ライバル番組との「ぽちゃ女子アナ対決」が新たな見どころになっている。
TBSによると、「ひるおび」第2部(午前11時55分~)は、4月の月間平均視聴率が6・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)となり、番組最高視聴率を記録。同時間帯でトップとなった。同じ2部では、4月21日から25日までの週平均視聴率も7・5%となり、2009年4月に番組が始まって以来の高視聴率となっている。
視聴率ではなかなか明るい話題が出ないTBSだが、昼は健闘中。第2部は、12、13年度と2年連続でトップ。第1部(午前11時~同55分)も合わせると、11年度から3年連続でトップだ。
MC陣はホンジャマカの恵俊彰(49)、国際派弁護士の八代英輝(49)に江藤アナ。「番組は朝鮮半島情勢と天気情報だけ、と言ってもいい潔さ。今、メディアがこぞって取り上げている韓国、北朝鮮のネタに1時間かけることはザラ。天気も気象予報士の森朗氏による工夫を凝らしたコーナーで、他局とは一線を画している」(テレビ誌ライター)。
さらに注目は売り出し中の江藤アナだ。番組改編で「いっぷく!」に転出したTBSきっての人気アナ、枡田絵理奈(28)の後任に抜てきされ、3月31日以降はそれまでの月曜日だけでなく全曜日で登場。“枡田ロス症候群”も懸念される中、ふくよかなルックスにノースリーブなど比較的露出度が高めの服装が多い江藤アナはインターネット上で早くも人気急上昇。「江藤人気が高まればさらに視聴率アップ」(TBS関係者)と期待も高まっている。
前例が他局にある。ライバルの日本テレビ系「ヒルナンデス!」(午前11時55分~)は、11年3月末のスタート後、しばらくは視聴率が低迷した。だが、アシスタントで出演している水卜(みうら)麻美アナ(27)の体当たりリポートが話題を集め、珍しいぽちゃ系女子アナへの注目も手伝って、今や水卜アナは日テレの看板アナに成長。オリコン調べの「好きな女性アナウンサーランキング」でトップになり、視聴率押し上げに貢献している。「ひるおび」よりお笑いタレントの出演が多いだけにファミリー層が見られる祝日は強く、29日の平均視聴率は9・7%と、「ひるおび」の7・7%を上回った。
国民的人気番組「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の終了で一気に注目区となった昼の視聴率レース。後番組でバラエティー色が濃い「バイキング」は「ヒルナンデス!」とイメージがかぶり苦戦が続いている。TBS対日テレのぽちゃ系女子アナ対決に、女子アナ勢が強いフジがいつ割って入るかも、今後の注目どころだ。
アスペルガー症候群とは、自閉症と同じ特徴をもつ精神的障害ですが、自閉症は2歳や3歳になっても言葉がなかなか出てこないのに対して、アスペルガー症候群の場合は話ができるため、障害に気がつくのが遅れるそうです。どちらの障害も大きく目立つのは(1)相手の心の動きが分からないために人間関係がうまく築けない(2)独自のこだわりを持っているために変化を嫌い、新しい環境に適応したり急な出来事に対処したりするのが難しい-の2点だそうです。3日に公開となったスウェーデン映画、アンドレアス・エーマン監督作品「シンプル・シモン」は、アスペルガー症候群の青年を主人公にしたラブコメディーです。
シモンは18歳。他人の感情を理解できず、触られることが大嫌いで、気に入らないことがあると部屋においてあるドラム缶を宇宙船に見立てて終日もぐり込んでしまいます。そこは彼がいちばんリラックスできる想像の宇宙空間だからです。そんなシモンの気持ちを理解できるのは、弟思いの兄サムだけでした。ある日、自宅でやはりドラム缶宇宙船にもぐり込んでしまったシモンを、サムは仕方なく恋人のフリーダと暮らしている新居につれていきます。しかし、フリーダはシモンの行動が理解できず、サムを見限って出ていってしまいます。失恋にうちひしがれるサムに新しい理想の恋人を探し出そうと、シモンが動きます。想像の宇宙空間に身をおいていたシモンは、こうして現実の世界に身をていしていくのです。
感情が世界を動かさない宇宙が大好きなシモンは、兄の新しい恋人も感情抜きの科学的な計算と分析によって探しだそうとします。アスペルガー症候群の視点から、この世界を改めて見つめ直した物語には、健常者でもふだん気が付かない新鮮な断面がいくつも観察できます。結局のところ、磁石のS極とN極は引かれ合うのが自然の摂理なのだと、物語は教えてくれています。(宝田茂樹)