NHK連続テレビ小説「花子とアン」(月~土曜前8・0)の音楽を担当するアーティスト、梶浦由記が20日、東京・渋谷のNHKホールで全国ツアーのファイナル公演を行った。
満員3500人の大歓声に迎えられ、「無事、千秋楽を迎えました。本能に身を委ねる感覚で楽曲を楽しんでいただけたら」とあいさつ。新アルバム「elemental」の収録曲やNHK「歴史秘話ヒストリア」のオープニングテーマ曲など24曲を披露し、大喝采を浴びた。
神田うの(39)、栗山千明(29)らが所属する芸能事務所、スペースクラフトに在籍し、これまで世界的人気を誇る「機動戦士ガンダム SEED」「魔法少女まどか☆マギカ」などのアニメソングやゲーム音楽を担当。03年にはアルバム「Fiction」で海外デビューを果たした。
ツアーは初の台湾公演を含め、8都市11公演で計約2万人を動員。台湾ではチケットが即完し、日本語の大合唱が起こるなど人気の高さを見せつけた。梶浦は「喜んでいただいたので、もう一度行きたいし、新しい場所でもやりたい。長いツアーをやりたいです」と抱負を語った。
6月18日に「花子とアン」のサウンドトラック盤を発売。同25日にはツアー初日の東京・中野サンプラザ公演を収めたライブブルーレイが発売される。