
東京都病院経営本部は14日、都立小児総合医療センターで、患者の個人情報が記載された書類を紛失したと発表した。紛失したのは手術予定表1枚で、患者15人分の氏名や年齢、手術名などが記載されていたという。同本部は臨時の都立病院事務局長会を開催し、個人情報保護の観点から全業務にわたる総点検を行い、業務を見直すよう指示した。【新井哉】
同本部によると、今月10日午前7時半ごろ、医療作業業務職員が、手術準備のために当日分と翌日分の手術予定表を出力し、午前8時ごろに患者15人分の手術オーダー書類の入ったクリアファイルと手術予定表を準備用のワゴンに置き、手術準備の作業を開始。午前9時ごろ、ワゴンの上に手術予定表がないことに気付き、手術室内などを探したが見つからなかった。
職員がワゴンを離れたのは、器材搬送依頼への対応と朝礼に参加した時だけだった。紛失の発覚後、職員らが全手術室内を捜索したが、今のところ手術予定表は見つかっていないという。
小児総合医療センターは、臨時の個人情報保護推進委員会を開き、再発防止に向けた取り組みの検討を行うとともに、手術室エリアを中心に捜索を続けている。患者の家族に対しては、説明と謝罪を行ったという。