
韓国政府は19日、オランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットに合わせた日米韓3カ国による首脳会談開催を受け入れる方針を固めた。会談はサミット2日目の25日に40分ほど行われるものとみられている。複数の韓国メディアが報じた。
韓国大統領府は、21日に首脳会談に関する発表を行う予定。3カ国会談を通じ、安倍首相と朴大統領の顔合わせが実現するため、冷えきった日韓関係にどのような影響が出るのか注目される。
韓国メディアによると、大統領府は19日午後に国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、朴大統領の会談出席による政治的、外交的な損益を調節した。当初、会議は20日に行われる予定だったが前倒しとなった。
会議では3カ国首脳会談が日韓関係をはじめ、米韓・中韓関係など東北アジア情勢に与える影響や、ウクライナ情勢への対応など多角的な議論が行われた。特に、4月に予定されているオバマ大統領のアジア歴訪が目前に迫る中、安倍首相が積極的に動いていることから韓国も誠意を見せる必要があるとの意見が主に交わされた。
韓国政府関係者は「歴史認識の問題に対する日本の態度変化は不十分だが、米国は3カ国会談を推進している上、伝統的な日米韓共助の象徴性も無視することはできない」とし、「関係部署の検討は終わり、朴大統領の決心だけが残っている」と述べた。
3カ国会談では北朝鮮の核問題など東北アジア情勢について主に協議されるものとみられる。韓国政府の関係者は「歴史問題とは別にし、日本側と安保協力を行うというのが韓国政府の一貫した立場」と説明。ただし日本側から歴史問題をめぐる態度変化を引き出せていないことから、日韓首脳会談の開催は困難との見方を示した。(編集担当:新川悠)(写真は「CNSPHOTO」提供。撮影は2013年10月、ASEAN=東南アジア諸国連合会談にて)