
ソチ冬季パラリンピックは16日、ロシア・ソチで大会最終日が行われ、アルペンスキー女子大回転・座位では、初出場の17歳・村岡桃佳(正智深谷高)が2本合計3分01秒72で5位入賞を果たした。田中佳子(エイベックス・グループ・ホールディングス)は7位だった。
「とにかく悔いの残らない滑りをしよう」。1本目を終え6位につけた村岡は2本目、森井大輝(富士通セミコンダクター)譲りの華麗な孤を描くカービングターンを次々と決め、攻めの滑りを見せた。ここまでスーパー大回転では旗門不通過で失格、回転は緊張からまったく動けず9位と不完全燃焼だった。この日も「吐き気がするくらい」緊張していたが、スタートゲートに立つと自然と笑みが出て、滑りを楽しむことができた。「とにかく自分の滑りを」と誓っての滑り。2本目は4番手のタイムをたたき出した。村岡はレース後、「80パーセントくらいの力は出せた。今後につなげていける滑りだったと思います」と達成感に浸った。
ただ、満足はいっていない。急斜面での滑りでは板を下方向に向けることができなかった。「(森井選手ら男性選手の)先輩方のような滑りをしたいという思いが今までよりも大きくなりました。早く帰ってスキーの練習がしたいです」。初出場のパラリンピックは次なる大きな目標を村岡に示すことになった。
なお、クロスカントリースキー男子10キロフリー座位では久保恒造(日立ソリューションズ)が5位入賞、女子5キロフリー立位は出来島桃子(新発田市役所)が6位入賞、阿部友里香(盛岡南高)が9位、太田渉子(日立ソリューションズ)が10位だった。立位は江野麻由子(秋田南高)が21位。男子立位は新田佳浩(日立ソリューションズ)の17位が最高、佐藤圭一(エイベックス・グループ・ホールディングス)が22位、岩本啓吾(飛騨神岡高)が33位だった。
ソチ冬季パラリンピックはこれで全競技日程が終了。日本時間17日未明、閉会式が行われ、10日間に及んだ障害者スポーツの祭典は幕を閉じる。