
木造家屋がひしめく横浜市中区の住宅街で8日、大地震に伴う延焼火災を防ぐ合同訓練が行われた。道が狭く、消防車が現場に近寄れない事態を想定。住民は消火栓を使った初期消火のポイントを学び、消防団や消防隊は遠くからホースをつないで消し止める手順を確かめた。
街頭に設置された初期消火箱からホースなどを取り出し、消火栓に接続、放水する方法を確認したのは、鷺山竹之丸町内会(鬼頭祥夫会長)の住民。女性も積極的にホースを握り、「腰を落として構えれば難しくない」「一度経験しておけば、いざというときに生かせる」と実感していた。
消火栓が地震で損傷するケースも考慮し、バケツリレーや消火器も体験。火の状況について声を掛け合うといったチームワークの大切さも学んだ。
並行して山手消防団や中消防署はホースを20本以上つなぎ、約500メートル先に送水する訓練を行った。
同町内会の瀬畑至副会長は「一人でも多くの住民が消火栓を使えるよう、訓練を重ねていきたい」と話していた。