
スズキは、今年後半から欧州で発売予定の排気量1000ccの小型車「セレリオ」をタイから輸出する。年2~3万台規模とみられる。円安ユーロ高で輸出採算が改善されていることもあり、今後、日本勢が一部車種を輸出対応に切り替える動きも出てきそうだ。
現在、欧州では乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量に応じた課税制度が導入されたことなどから、排気量800~1000cc程度の「Aセグメント」カテゴリーが再注目されている。
ただ、値引き販売が慣例化。伊フィアット、独フォルクスワーゲン(VW)以外は単独で採算に乗せるのは困難。スズキのような輸出対応か、他社と共同開発してコスト削減するしか生き残る道はないとされる。
トヨタ自動車が6月から欧州で発売する新型「AYGO(アイゴ)」は、欧州2位の仏自動車大手、プジョーシトロエングループ(PSA)と組んで車台を共同開発。仏ルノーの「トゥインゴ」も、独ダイムラーの次期「スマート」と車台を合わせている。