
【シンガポール=吉村英輝】マレーシア政府は8日までに、日本発の人気ヒーロー「ウルトラマン」のマレー語版コミック本の一部を禁書に指定した。地元メディアは、ウルトラマンのすごさを表す際に「アッラー」を引用したためとしている。
イスラム教が国教の同国では、「アッラー」使用の厳格化を求める声が強まっており、裁判所から「神」の訳語に「アッラー」の使用を禁じられたキリスト教徒が反発するなど、社会問題化している。
禁書となったのは「ザ・ウルトラ・パワー」。政府は理由について、公共の秩序をおとしめる内容が含まれているとしか説明していないが、同書には「登場するウルトラマンのキャラクターはアッラーのように尊敬されている」との表現があった。