
LGエレクトロニクス・ジャパンは、独自の超高画質を追求した4K対応の55V型「55LA9650」など、液晶テレビ「LG Smart TV」新製品3シリーズ6モデルを5月下旬に発売する。
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55V型「55LA9650」は、独自の液晶分子配列によって高発色、広視野角を実現した独自の4K IPSパネルを搭載。3840×2160画素の高精細4K映像のポテンシャルを引き出し、みずみずしい色彩や圧倒的な臨場感が楽しめる。超高画質エンジン「Tru-ULTRA HDエンジン」で繊細な4K映像の魅力を引き出すほか、一般的なハイビジョン放送やDVDコンテンツなどもアップコンバートし、4Kに迫る高画質で映像を映し出す。
2.1ch 5スピーカーの高音質サウンドシステムを搭載。フロントツィーターを備えた20W(10W+10W)の高出力スピーカーに加え、背面に10Wウーファーを内蔵し、迫真のサウンドが楽しめる。
コンテンツを簡単に選択できる新次元のデジタルツール「webOS」を搭載。直感的に使用できるインターフェースで、テレビと一体になるようなシームレスな操作感覚を実現した。リモコンのホームボタンを押すと、視聴している映像の上に多彩なコンテンツがバナー状に並ぶランチャーが登場し、映像を見ながら次の操作ができる。ランチャーの左側には、過去に見たコンテンツを履歴として表示する「ヒストリー」機能を配置し、直前に見ていた映像が再生途中の場合、ワンクリックで続きから楽しむことができる。ランチャーの右側にはインストールしたアプリなどを一覧表示する「マイアプリ」機能を配置。アプリは、頻繁に使用するものを手前に並べるなど、好みに応じて自由に簡単にカスタマイズできる。
上下左右に軽く動かして目当てのコンテンツをポイント&クリックできる「マジックリモコン」が付属。リモコンのマイクに向かってキーワードを話すとネット検索ができる「音声認識」に対応する。また、別売の専用マイク内蔵コミュニケーションカメラ「AN-VC500」を接続することで、指を軽く動かして音量調整やチャンネルの変更、電源オフなどのテレビの基本操作ができる「フィンガージェスチャー」にも対応し、操作性を強化した。デザインは、画面だけを際立たせる極細フレームを採用する。価格はオープンで、税込み実勢価格は31万円前後の見込み。
あわせて、「webOS」を搭載し、極細フレームデザインを採用する1920×1080画素モデルの「LB6700シリーズ」、「webOS」を搭載する1920×1080画素モデルの「LB6500シリーズ」を発売する。税込み実勢価格は、55V型「55LB6700」が20万円前後、47V型「47LB6700」が16万円前後、42V型「42LB6700」が12万円前後、60V型「60LB6500」が23万円前後、32V型「32LB6500」が8万5000円前後の見込み。
iPhoneを高性能スキャナにしてしまうLEDスタンドライト「SnapLite」が便利そうです。専用アプリと組み合わせることで、ライトの下に置いた被写体をワンタッチでスキャン可能。発売元はPFU。
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専用アプリを立ち上げ、iPhoneを本体上部へ置くと自動的に撮影モードに切り替わる仕組み。あとは撮影範囲を示す赤のレーザーライトに従い、ライトの枠の中に被写体を設置、本体のリスのマークをタッチすると撮影してくれます。傾きの自動補正とトリミング機能がついているので、紙が斜めになっていても真四角でキレイな画像が取り込めます。
大きな書類をスキャンしたい場合は、2回に分けて撮った画像を後から合成する「合成モード」も。もちろん元はスタンドライトなので、スキャンしないときは照明として普段使いできます。iPhoneから明るさを調節できる機能も。
価格は1万2800円(税込)。Amazonや楽天市場、各取り扱い店舗で購入できます。アプリの対応機種はiPhone 5、5s、5cで、OSはiOS 6.0以降。ライトのスペックやおすすめの使い方など、詳細は公式サイトにて。
先日のSansanの発表以降も大型調達のニュースが続いている。スマートフォンゲームの開発を手がけるアカツキが、グロービスやリンクアンドモチベーションを引受先とした総額14億円の第三者割当増資を実施した。出資比率は非公開。この調達を契機に、開発体制の強化、テレビCMを含めた広告宣伝の強化、海外進出を進める。現在スタッフは約70人だが、来年をめどに倍近い130人まで拡大する。
アカツキは2010年6月の設立。共同創業者で代表取締役 CEOの塩田元規氏は、ディー・エヌ・エーの出身。同じく共同創業者で取締役 COOの香田哲朗氏は、アクセンチュアの出身。創業当初はGREE、Mobageのプラットフォーム向けにソーシャルゲームを提供してきたが、2012年後半には開発リソースをスマートフォン向けのネイティブゲームにシフト。現在テレビCMも展開している「サウザンドメモリーズ」は現在200万ダウンロード(CM効果もあり、2週間で70万ユーザーが増加。この時期の新規ユーザーは実数こそ聞けなかったが、アクティブ率も高いそうだ)。そのほかにもバンダイナムコゲームスとの共同タイトル「テイルズオブリンク」などが好調だという。売上高は非開示だが、4期連続での成長を実現しているとのこと。
海外展開については、6月をめどに台湾に子会社「「暁数碼股xO詫Ⅳ存・福柄katsuki Taiwan Inc.)」を設立。香田氏が代表に就任する。子会社は日本法人の外部開発リソースという扱いではなく、企画から開発までゲームスタジオとしての機能を一通り持たせて、中国語圏へのゲーム展開の拠点とすることを狙う。
また今回の発表にあわせて、元IBM Venture Capital Groupパートナー日本代表で、勝屋久事務所代表の勝屋久氏が社外取締役に、元ミクシィ取締役CFOの小泉文明氏が非常勤監査役に就任する。小泉氏はメルカリ取締役を務めるなど、スタートアップ複数社の資本施策を支援しているという。先日メルカリが発表した14.5億円の調達にも関わった。
リンクアンドモチベーションが出資する理由は?
僕としては増資の引受先としてリンクアンドモチベーションの名前が挙がったのが意外だったが、これにはアカツキの理念が関係してくるのだという。
香田氏が「業績がよくても、『働いても幸せではない』なんてことがあるじゃないですか。そういうことにはならない会社にしたい」と語るとおり、アカツキでは幸せに働くためのオフィス環境整備、制度作りには相当力を入れているそうだ。夜になると、自社が契約する八百屋からサラダが届けられる「OFFICE DE YASAI」のような仕組みもあるそうだ。
そういった風土作りのために、同社はリンクアンドモチベーションから人材に関するコンサルティングを受けており、その中でリンクアンドモチベーションが2013年秋よりインキュベーションを手がけていることを知ったそうだ。香田氏は「人材についての考え方がシンクしたことが大きい。同社の執行役員がアドバイザーに入ることになるが、経営者の課題はやはり『人』なので、そこを一緒に考えてもらえることは大きい」と語った。