
アスクは5月22日、MSI製となるZ97チップセット採用マザーボード計3製品「Z97 XPOWER AC」「Z97S SLI PLUS」「Z97I GAMING AC」の取り扱いを発表、5月24日に販売を開始する。
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それぞれE-ATX/ATX/Mini-ITXフォームファクタ対応となるモデルで、いずれもIntel Z97チップセットを採用。最上位モデルとなるZ97 XPOWER ACは、オーバークロック耐性を高めた同社品質基準の「OC Certified」に準拠したほか、CPUを「殻割り」した後でクーラーとCPUダイの間を埋められる「殻割りダイガード」などのオプションが付属しているのも特徴だ。予想実売価格はZ97 XPOWER ACが4万9800円前後、Z97S SLI PLUSが1万5980円前後、Z97I GAMING ACが2万1980円前後。
ティアックは5月22日、ステレオプリメインアンプ「A-R630MKII」およびダブルオートリバースカセットデッキ「W-890RMKII」を発表した。それぞれ6月中旬に発売する。価格はオープンで、店頭想定価格はA-R630MKIIが2万9800円前後、W-890RMKIIは3万9800円前後(税別)。
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●ステレオプリメインアンプ「A-R630MKII」
パワーアンプ部にはFETを採用。増幅回路は差動入力の3段ピュアコンプリメンタルディスクリートで組み上げ、回路内での不要信号の相互干渉など、音質的に問題となるさまざまな悪影響を軽減したという。定格出力は90ワット+90ワット(4オーム時)/60ワット+60ワット(8オーム時)。そのほか、フォノイコライザーアンプ(MMタイプ)も搭載しており、アナログレコードプレーヤーも接続が可能。入出力端子は金メッキタイプを採用する。
また、同社製CDプレーヤー「CD-P650」とのシステム機能(連動機能)を搭載。付属のリモコンで再生、停止などの操作が可能だ。
再生周波数特性は10~6万5000Hz。S/N比は、フォノ65dB、ライン90dBとなっている。入力端子はアナログ6系統、フォノ(MM)1系統、マイク(6.3ミリモノラル標準ジャック)1系統。消費電力は、200ワット(待機電力0.5ワット)。
本体サイズは435(幅)×142(高さ)×355(奥行き)ミリ、重量は8.1キログラム。付属品は、リモコン(UR-1314)、リモコン用乾電池(単四形)2本、取扱説明書。
●ダブルオートリバースカセットデッキ「W-890RMKII」
DCサーボ・モーターを採用した録音/再生オートリバースカセットメカニズムを2台搭載し、倍速ダビング機能、シンクロリバースダビング機能、2本のテープへ同時に録音するパラレル録音機能、連続録音/連続再生機能を搭載する。また、ピッチコントロール再生、A-B間リピート再生など、再生機能も充実させた。マイク入力端子も装備し、外部入力とのミキシング録音が可能だ。
消費電力は14ワット。本体サイズは435(幅)×145(高さ)×286(奥行き)ミリ、重量は4.3キログラム。付属品は、リモコン(RC-1277)×1、リモコン用乾電池(単三形)×2、RCAオーディオケーブル×2、取扱説明書(保証書付)×1。
4人の誤認逮捕につながった遠隔操作ウイルス事件で起訴されていた片山祐輔被告(32)の公判が5月22日、東京地裁であった。片山被告は罪状認否で「全部事実です」と述べて起訴内容をすべて認め、誤認逮捕された人などに謝罪した。佐藤弁護士は公判後の会見で片山被告について、「悪魔が仮面をかぶっていた」と述べ、彼を犯罪に駆り立てた「社会がかかえている悪魔」を解明すべきと訴えた。
片山被告はこれまでの公判で無罪を訴えていたが、保釈中に真犯人を装ったメールが送られ、送信元となったスマートフォンが捜査関係者に見つかるなどし、「言い逃れできない」と一転、自らの犯行を認めた。
佐藤弁護士は公判後の会見で、「片山被告は非常に頭の回転の速い人だが、完全に間違ったことに使っていた」と指摘。マルウェアの「マル」(mal-)が「悪」の意味を持つことを引いた上で、片山被告について、「悪魔が仮面をかぶっていた」と指摘した。
ただ、「善なる部分が悪魔の方をずっと見続けていたことも事実」で、犯行の詳細を説明できるなど「自分の悪魔性を説明できる」とも。弁護団は片山被告に対して、「サイバー空間でヒーローになりかけていたが、間違ったヒーローが仮面をぬぎ、自分自身を見つめ直す時だ」などと説いているという。
弁護側は今後の審理で、被告の精神鑑定を求める構えだ。減刑のためではなく、「現代社会には“片山祐輔予備軍”がたくさんいるかもしれない」ため、「彼がどうして犯罪者になったかに光を当てる」ことが目的という。「社会が抱えているとんでもない悪魔を白日のもとにさらすことが、これからの私たちの仕事だと思っている」
佐藤弁護士は法科大学院の学生に対し、「刑事弁護人には悪魔を弁護する覚悟が必要」と説いてきたが、「まさか自分がこれだけの悪魔と対峙しなきゃいけないとは思ってこなかった」とも述べた。