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2025.12.23|コメント(-)トラックバック(-)

「匿名アプリケーション」は、「本来の自分」を取り戻す手段となるか?!


SecretやWhisperといった匿名アプリケーションが大流行だ。これは考えてみれば「当然」のこととも言えそうだ。主要なソーシャルネットワークが、実名の利用を求めたり推奨したりする中、そうした流れに対して出てきた当たり前の反応であると考えることができると思うのだ。

「実名」推奨の潮流がもたらしたのは、気の抜けた、キレイ事ばかりを共有する風潮であると考える人もいる。誰もがいつもハッピーで、Instagramにぴったりの風景の中でバケーションをとる。子供がいればもちろん子供はいつも笑っていて、赤ん坊は最高に可愛い。楽しい時間は無限に続いていくという様子がネットワークに溢れることとなった。わざわざ言い争いをしたいと思う人はほとんどおらず、言いたいことがあっても「不適切だ」として本音を隠す。そして空港やビーチ、あるいはパーティー会場からの写真を投稿して、幸せを演出して過ごすわけだ。

実のところ、こうした「実名制」の流れができたのは最近のことだ。ネットワーク上では匿名で行動できるというのが以前の常識だった。しかしいつの間にか、内緒で行っていると思っていたコミュニケーションも誰かに傍受されているという時代になってしまっている。NSAだけでなくGoogleや、広告配信サービスなどが、さまざまな情報を収集しようとやっきになっている。

自らの行動がトラッキングされていると知れば、たいていの人は無意識にせよ自らの振る舞いに気を使うようになる。友人や家族が、自分の行動のすべてを知っているとなれば、投稿する写真などにも配慮するようになり、発言内容も吟味するようになるのが普通だ。

そうした部分に注目して、逆を行こうとしたのが匿名アプリケーションだ。「ソーシャル」から煩わしさを取り去って、楽しい部分だけを抜き出そうとする意図があるわけだ。他人の反対意見を気にせずものが言えるようになるし、いつも楽しいバケーションじゃなく、嫌な仕事があるということも書き込むことができる。憂鬱に感じたこと、病気のこと、下品な話やシモネタなども自由に投稿することができる。そしてその投稿に対する、やはりストレートな反応を期待することができるわけだ。

もちろん自由度が増すことによるマイナスもある。たとえば学校の中で、外見上はとてもおとなしい子が、ネット上ではひどいいじめっ子に変貌するということもある。また有益な議論がノイズに邪魔されることも多いだろう。誰もがトラブルに巻き込まれてしまう可能性も増える。こういうことに対してはきちんと(Yik Yakなどのアプリケーション開発者も含めて)対応策を考えておく必要があるだろう。問題になったサービスを閉鎖するという、付け焼刃的対応で済む問題ではないはずだ。

ちなみに、匿名アプリケーションであれば、何をしても個人が特定されないと考える人がいるなら、それは誤解だ。利用者が「ホンネ」を投稿していることから、一般的なSNSなどよりも多くの個人情報を得ているともいえる。直接的にではないにせよ、匿名アプリケーションも個人の情報を利用することで利益をあげようとしているのだ。もちろんサービス側から「秘密を漏らすぞ」などという強迫行為がなされる可能性は少ないだろう。しかし「秘密にしたい個人の情報」こそマネタイズに利用される可能性があるということも意識しておきたい。

現在、4chanなどの匿名掲示板はちょっと使いにくいという人にも、匿名アプリケーションを使う人は多い。少し前のようにネット上の「匿名文化」を楽しんでいる人も多いのだ。いじめやガセ情報などに振り回されることがあっても、「自由」を感じることができるのが魅力なのだろう。GoogleやFacebookなどは、オンライン上でもしっかりとしたアイデンティティを確立し、フィードへの投稿にも気を配って欲しいと考えている。そちらの考えにも一理ある。しかし、当然にそうした考えに対抗する動きも生じてくることになるわけだ。

匿名アプリケーションが人気を集めるのが現段階だ。ここからどのような未来につながるのか、注目していきたい。

(翻訳:Maeda, H)

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2014.05.29|コメント(-)トラックバック(-)

米NVIDIA、GK110コアを2基搭載した「GeForce GTX TITAN Z」の販売を開始


米NVIDIAは28日(現地時間)、デスクトップ向けGPUの最新モデル「GeForce GTX TITAN Z」の販売を開始した。システムビルダーとグラフィックスカードベンダから搭載製品が発売予定で、北米市場での価格は2999ドル。

【もっとほかの写真をみる】

「GeForce GTX TITAN Z」は、2014年3月に米カリフォルニア州サンノゼにおいて開催した「GPU Technology Conference 2014」(GTC 2014)で発表済みの製品で、Kepler世代の最上位GPUコア「GK110」を2基搭載する。CUDAコア数は2,880基×2で合計5,760基に達し、8TFLOPSの単精度浮動小数点演算性能を実現する。

本体にアルミニウム製の外装を採用するほか、厚みを増したファンや大型化したヒートシンクにより、高い冷却性能を備える。

また、12フェーズの電源回路に加え、2基のGPUクロックを同期させたダイナミックパワーバランシングにより、GPU間で電力をシフトさせることが可能となり、ピーク時のパフォーマンスが向上するという。

単体での4K解像度のほか、SLI環境では4Kディスプレイを複数枚利用したサラウンドモードも利用できるとしている。このほか、ディスプレイ同期技術「G-SYNC」やゲームプレイを録画して配信する「ShadowPlay」、ストリーミング技術「GameStream」に対応する。

主な仕様はCUDAコア数が5,760基、コアクロックが705MHz、ブーストクロックが876MHz、メモリ速度が7,0Gbps、メモリタイプがGDDR5 12GBで384bit接続×2、PCとの接続バスはPCI Express (3.0) x16。出力端子はDVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1。

2014.05.29|コメント(-)トラックバック(-)

キャンバスマップル、Garmin HUD日本版にiPhone向けカーナビアプリを提供


キャンバスマップルは、6月25日に発売されるHUD(ヘッドアップディスプレイ)製品「Garmin HUD日本版」にiPhone向けカーナビゲーションアプリ「マップルナビ for HUD」を提供すると発表した。

[関連写真]

Garmin HUDは、手元のスマートフォンと接続し、運転中に必要なナビ情報を付属の透明プレートに表示。逆光時でも見やすい自動輝度調整機能を搭載する高機能かつ安価なHUD製品。キャンバスマップルは、同製品対応の無料ナビアプリとして、マップルナビ for HUDを提供する。

同アプリは、昭文社の道路地図帳「スーパーマップル」と同じデータベースを採用。本格的なカーナビ機能のほか、グルメサイト「ぐるなび」との連携や、昭文社電子ガイドブックとの連携もできる。

Bluetooth機能でiPhoneとGarmin HUD日本版を接続することで、ダッシュボードに設置する透明プレートに曲がるポイントや距離などのルート案内に必要な基本情報を大きく見やすく表示する。

また、Garmin HUD日本版の本体は小さく、ドライバーの視野内に設置可能。運転中に視線の移動が少なく、常に前方視野を確保しつつ安全に走行情報を確認することができる。

《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》

2014.05.29|コメント(-)トラックバック(-)
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