
2月末のMobile World Congressでソニーモバイルが発表したXperia Z2が、NTTドコモの「Xperia Z2 SO-03F」として2014年夏モデルで登場した。また、KDDIからはXperia Z2をベースにディスプレイのサイズやバッテリーの容量、本体サイズやデザインを変更した「Xperia ZL2 SOL25」が、こちらも2014年夏モデルとして登場している。
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Xperia Z2 SO-03Fは5月21日から、Xperia ZL2 SOL25が5月23日から、それぞれ販売を始めている。人気の高かったXperia Z1の後継だけあって販売は好調という。期待の高いモデルということで、スマートフォンケースベンダーも早い段階から対応製品を用意している。
ここでは、これまでITmedia Mobileで紹介してきたXperia Z2、Xperia ZL2対応スマートフォンケースをまとめてみた。販売開始から2度目になるこの週末、購入したばかりのXperia Z2を握りしめながら、気に入ったケースを探してみるの一興だろう。
クルーセル「MALMO」「KIRUNA」
エム・フロンティアが運営する「UNiCASE」で取り扱うクルーセルの「MALMO」と「KIRUNA」は、Xperia Z2用のレザーケースだ。MALMOはカード収納やスタンド機能も搭載している。価格は3750円(税別)。KIRUNA(キルナ)」は光沢のあるデザインで、こちらもカードポケット付き。価格は3800円(税別)。
ミヤビックス「Cruzerlite Bugdroid Circuit Case for Xperia Z2 SO-03F」
ミヤビックスの「Cruzerlite Bugdroid Circuit Case for Xperia Z2 SO-03F」は、Androidのマスコットキャラクター・ドロイド君や、回路図のようなラインを背面に施している。TPU素材を採用し、ケースを装着したままの各種キーやタッチパネル操作に対応している。サイズは約154(高さ)×76(幅)×12(奥行き)ミリで、重量は約26グラム。価格は1600円(税別)。
パワーサポート「エアージャケット for Xperia Z2」
エム・フロンティアが運営する「UNiCASE」で取り扱うパワーサポートの「エアージャケット for Xperia Z2」は、本体デザインを損なわないことを最優先に考えて、装着していることを感じさせないほどに薄い背面用ジャケットだ。ケースを装着したまま純正卓上ホルダで充電できるほか、ジャケット表面にはセルフリペアコートを施している。価格は2482円(税別)。
ディーフ「PU Leather Case for Xperia Z2」「PU Leather Case for Xperia ZL2」
ディーフの「PU Leather Case for Xperia Z2」と「PU Leather Case for Xperia ZL2」は、PUレザーを採用したケースだ。装着したまま純正卓上ホルダを利用できる特殊カット構造を施している。外周を囲うように固定するため画面を邪魔しないデザインだ。Deffダイレクトショップの販売価格は各2759円(税別)。
ZENU「Xperia Z2 SO-03F ケース 3種」
ロア・インターナショナルが取り扱うZENUブランドの「Xperia Z2 SO-03F ケース Prestige Signature Diary」、「Xperia Z2 SO-03F ケース Prestige Minimal Diary」「Xperia Z2 SO-03F ケース Masstige Metallic Diary」は、いずれも革を取り入れたケースだ。外部の衝撃から本体を守るため、ケースのはめ枠に革を密着する製法を取り入れている。
Xperia Z2 SO-03F ケース Prestige Signature Diaryは、ベジタブルタンニングレザーを使用して価格は6980円(税別)。Xperia Z2 SO-03F ケース Prestige Minimal Diaryは天然サフィアーノレザーを使用して価格は6800円(税別)。Xperia Z2 SO-03F ケース Masstige Metallic Diaryは、イタリアン合成皮革にメタリックカラーを取り入れて価格は3600円。
ミヤビックス「PUレザーケース for Xperia Z2 SO-03F 卓上ホルダ対応」「PUレザーケース for Xperia ZL2 SOL25 卓上ホルダ対応」
ミヤビックスの「PUレザーケース for Xperia Z2 SO-03F 卓上ホルダ対応」と「PUレザーケース for Xperia ZL2 SOL25 卓上ホルダ対応」は、ケース背面部分を折り返せるデザインで、装着したまま卓上ホルダで充電ができる。ケースカバーには、スムーズに開けるマグネットを採用。折り返し機構を使えば横置きスタンドとしても使用できる。価格は2980円(税込)。
デスクトップ仮想化をはじめとするエンタープライズITソリューションカンパニーの米Citrixが製品やサービスのデザインに力を入れている。テクノロジーに明るくない企業の業務部門ユーザーにも分かりやすく使えるようなユーザーインタフェース(UI)を実装し、利用を促進したい考えだ。
このような同社の製品デザインやUI開発などを手掛けるのが、カスタマーエクスペリエンス担当シニアバイスプレジデントのキャサリン・カレッジ氏率いるCXチームである。
カレッジ氏は、2009年に製品デザイン担当のバイスプレジデントとしてCitrixに入社。デザインを製品・サービスの差別化要因として成長させようとするカレッジ氏の情熱が、全社規模の戦略となり、新たな組織としてCXチームが立ち上がった。
カレッジ氏は同社のデザインエバンジェリストであるほか、TEDxやスタンフォード大学のデザインスクール、カリフォルニア芸術大学などでも教鞭をとる。Citrix入社以前は、米Salesforce.comおよび米Oracleでデザインの指導的職責を務めるなど、エンタープライズIT業界のデザイン領域において知られた存在である。
●デザイナーやアナリストなどから成る組織
Citrixが考えるCXとは、あらゆる人があらゆるものを簡便に使えること、つまり、Citrixの製品やサービス、Webサイト、カスタマーサポートに至るまで、すべてのタッチポイントにおいて、エンジニア、IT担当者、エンドユーザーにとって使い勝手が良いものを提供することである。
「技術に精通していないユーザーでも容易に使いこなすことができるサービスを生み出す。またIT担当者に対しては簡単にソリューションを展開できるような製品を設計する。こうした素晴らしいCXを提供するのが私の仕事だ」とカレッジ氏は力を込める。
CXチームは現在、175人のメンバーから成る。その構成員は、デザイナー、リサーチャー、データアナリスト、テクニカルライター、コンテンツプロデューサーなど多岐にわたる。デザインにバッググラウンドのある人材を積極的に採用するとともに、デザインドリブンで問題解決を図るためのトレーニングなどを施していく。
●他社のCXとの違い
では、実際にCitrixではどのようにCXを製品やサービスに反映させているのか。カレッジ氏によると、開発プロセスにおいて最重視するのは、プロジェクト初日から最後までプロジェクトマネジャー(PM)、デザイナー、エンジニアの3人が必ず一緒に仕事をすることである。カレッジ氏はこうした状態を“3 in a box”と表現する。
その過程において真の顧客ニーズや顧客にとっての価値をくみ取るために、定期的にユーザーと会い、直接対話を行う。そこで得たフィードバックを基に、さらなる改良を加えていく。「ユーザーとコラボレーションし、ステップバイステップで進めていくのが肝要」とカレッジ氏は話す。
しかし、ユーザーと対話し、段階的に開発を進めていくといっても、例えば、Citrixが注力するモバイル分野においては、市場変化のスピードが速く成長が著しいため、瞬時に対応しなければならない。この分野については、新しいデザインやコンセプトの優先順位付けを素早く行い、数週間単位でリリース、機能改善を繰り返しているそうだ。
昨今はITベンダー各社もCXをうたっている。彼らとの差別化ポイントについて、「他社もコンセプトは持っているが、具体的な製品に反映されていない。Citrixは一歩も二歩も前を行く」とカレッジ氏は自負する。
●目指すはAppleやIKEA
カレッジ氏は、現在Citrixにおいて唯一の女性役員である。そうした立場からCitrix、さらにはIT業界にどのような貢献ができると考えているのだろうか。
Citrixをコンシューマーライクなブランドにしたい」とカレッジ氏は意気込む。ロールモデルとして挙げるのは、米Apple、米Tesla、IKEAなど。エンタープライズITの分野ではまだデザインに対する重要度が低く見られていると感じており、その状況を変えることが自身の使命だという。幸いにしてCitrixでは「CXファースト」という言葉が語られるなど、マーク・テンプルトンCEOをはじめ社員にデザインをベースとしたCXの重要性が浸透しつつあるのだという。
また、自社、他社問わず、テクノロジー領域で働く女性を増やしていきたいと考える。さらにCitrixにおいては、デザイナーなどIT専門以外の社員を引き付ける会社にしたいという。そのために、さまざまな大学を回り、芸術系の学生などに対してCitrixの文化を伝えるなど、地道な活動を欠かさない。
「社会に影響を与える製品やサービスを作る上でデザインは重要。デザイナーの活躍の場を広げていきたい」とカレッジ氏は力強く語った。
イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)は30日、イッツコムの体験・相談スペースの1つである「iTSCOMスポット たまプラーザ テラス」にて、6月2日13時から4Kの試験放送を開始することを発表した。
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iTSCOMスポット たまプラーザテラス(横浜市青葉区美しが丘1-1-2たまプラーザ テラス ゲートプラザ2F)は、同社顧客窓口施設。今回の試験放送は、 日本ケーブルテレビ連盟が主導し、全国各地のケーブルテレビ事業者で実施するもので、現ハイビジョン放送(2K)の画素数約4倍の高精細画質をケーブルテレビで体験可能となる。
総務省「放送サービスの高度化に関する検討会」でとりまとめられた4K/8K放送のロードマップでは、「2014年には関心を持つ視聴者が4Kを体験できる環境を整備する」という目標が定められており、これに沿ったものだという。
受付時間は10:00~21:00で、音楽ライブ、紀行、スポーツ番組等、段階的に編成し、1年程度実施の予定。