ソフトバンクモバイルは6月2日、同社のスマートフォン契約者を対象としたオンラインモール「得するモール」を、6月30日より提供すると発表した。ネットショッピングなどに応じて、ソフトバンクの携帯電話利用料金が値引きされるという。
利用には会員登録が必要で、得するモールに掲載されたECサイトなどでネットショッピングやアプリインストールなどのサービスを利用すると、それぞれのECサイトの条件に応じて毎月の携帯電話利用料金の支払いに使える金額が貯まるという。
貯まった金額は、My SoftBankで手続きすることで、手続きをした請求月の携帯電話利用料金に利用できる。6月30日のサービス開始時には「Yahoo!ショッピング」など50サイト以上が利用できる予定とのこと。
なお、得するモールのシステム開発やサービス運営、出店するECサイトや貯まった金額の管理は、アフィリエイトサービスを提供するバリューコマースが担当する。
英国の読書家救済の見通しは立っていない――。
英国議会は、電子書籍に課す20%という高い付加価値税(VAT、日本の消費税に相当)を下げる適切な理由も手段もないという結論に達した。紙の書籍は英国でも(米国の多くの州政府と同様に)非課税だが、電子書籍はソフトウェアとみなされ、課税対象となっている。
悪いことに、欧州連合(EU)は電子書籍の販売価格がさらに上がるような協定変更を計画中だ。GoogleやApple、Amazonといった企業は現在、電子書籍の付加価値税率が3%と低いルクセンブルクに電子書籍販売の拠点を置いているが、消費者はこのことによるメリットを間もなく享受できなくなる。2015年1月から、小売業者は購入者居住国の税率を課されるようになるからだ。つまり、英国における実質的な増税が消費者に及ぼす影響はより大きくなるということだ。
英政府筋は次のように語る。「2013年度予算で発表されたように、英政府はEU圏内における消費者向け通信、放送、電子サービス事業の課税制度を変更する計画だ。2015年1月からこれらのサービスは購入者居住国で課税される。これにより、課税は公正になり、収益保護を支援できる」
だが、トム・ハリス下院議員(グラスゴーサウス選出、労働党)が議会で電子書籍の高税率回避のための定義変更に関して質問したところ、電子書籍の税率変更は政府の管轄ではないという回答だった。
The Booksellerによると、デビッド・ガーク国庫大臣の答えは「電子書籍販売は電子サービスと定義されており、EU法の下で付加価値税の標準税率が課されている。政府による法律上の助言は、EU法の下で電子書籍の販売に関する付加価値税を変更する方向はないことを意味する。ハリス議員が言及したような判断はなされていない」というものだ。
オンライン小売業者への増税は秒読み段階に入ったが、各国政府は消費者から負担を取り除く方向に動くかもしれない。フランスとルクセンブルグはEUのガイドラインに反して電子書籍の付加価値税を下げた。両国政府が国民の書籍購買をその形態にかかわらず支援しようというこの動きは、EUによる厳しい制裁を招いた。[Mercy Pilkington,Good e-Reader Blog]
DAQは10万円(税抜)のiPhoneケース「SQUAIR Duralumin Mesh Case for iPhone 5s/5」を5月8日に発表しました。5月29日は5万円のiPhoneバンパー「SQUAIR Duralumin Bumper Quattro for iPhone 5s/5」の発表会でしたが、 Duralumin Mesh Caseも同時に展示されていましたので、こちらもあわせて紹介します。
5万円の「超々ジュラルミン」製 iPhoneバンパー発売、ネジなしで4部品を連結。10万円のカバーも
どちらの製品も価格設定が高めですが、DAQ代表取締役の後藤鉄兵氏は、「日本のベンチャーこそ、高級iPhoneケースのようなマイノリティ向けの商品をつくるべき」と語っています。
Duralumin Mesh Caseの素材は、航空機部品用に日本で開発された「超々ジュラルミン」。5軸加工機という特殊な装置を使って、ジュラルミンの塊から0.4mmの薄さまで切削します。費やす時間は、ケース1個を作るのに4時間。削り終えたケースは陽極酸化処理を行い、表面をコーティングして完成です。実際に持ってみると、ケースの重量が33gであるためか、裸のiPhoneとさほど変わらない重さに感じます。表面もサラサラしていて心地よい手触りでした。見た目もジュラルミン独特の重厚感があってカッコいい作りです。
後藤社長は「高いiPhoneケースを作る意味はあるのかと言われますが、iPhone本体にはハイエンドなiPhoneという選択肢はありません。そのため、他者の持っているiPhoneと自分のiPhoneを差別化するのが難しくなってしまっています。個性を出すためには自分だけのiPhoneケースが必要であり、この10万円のiPhoneケースはその欲求を満たすものなのです」と話しました。
加えてAppleが世界有数の大企業になったことに関連して、後藤社長のコメントは「かつてAppleはマイノリティでしたが、いまはマス向けの商品(iPhoneなど)を展開するようになりました。今こそ日本のベンチャーは、マイノリティに訴える商品を作るべきだと思います」。10万円のiPhoneケースは単なる高級品ではなく、ベンチャースピリットのこもった製品だとしています。
また5月29日から、5万円のiPhoneバンパーDuralumin Bumper Quattroも発売になりました。こちらも超々ジュラルミンを削って陽極酸化処理を経たのちに完成します。 Duralumin Mesh Caseとの違いは、バンパーが4分割構造になっている点。4つのパーツをネジなしで組み合わせてiPhoneを守ります。
Duralumin Bumper Quattroは工具無しでもバンパーの着脱が可能になっており、SIMカードも簡単に交換できるようになっています。上の写真のように、手を使って簡単にバンパーを外すことが可能。ネジを使わずに組み合わせて装着できるこの構造は「ITOIGAWAラッチ(特許出願中)」と呼ばれています。
Duralumin Bumper Quattroの各バンパーをすべて外してみた様子です。大きく分けて4つの部品から出来ていることがわかります。
10万円のDuralumin Mesh Caseと5万円のDuralumin Bumper Quattro。どちらもiPhone 5およびiPhone 5sのみの対応です。iPhone 6の発売が今年9月と噂されるなか、この時期にiPhone 5/iPhone 5s版のケースを発売することについては、「我々の商品は、アーリーアダプター層というよりは、あくまでもハイエンドの商品を求める層に購入して頂ければ良いと考えております。例えば時計などは、一般層でも10万円の商品を購入するでしょう。将来iPhoneケース市場でも、一般層が我々の商品を購入するようになると思っています。」 (後藤社長)
Duralumin Mesh Caseは現在発売中。Duralumin Bumper Quattroは、公式ウェブストアおよびSQUAIR製品取扱店で、本日より順次発売開始です。