
セイコーエプソン(碓井稔社長)とエプソン販売(平野精一社長)は、5月13日、初期費用がかからず、機器やインク、保守サービスの月額料金が1万円から利用できるプリントサービス「エプソンのスマートチャージ」の提供を、8月に開始すると発表した。
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「エプソンのスマートチャージ」は、コピー機やプリンタ、管理や使用にかかるコストを大幅に削減するサービスで、契約したユーザー企業に対して、コピーやプリント、ファクス、スキャナの機能を搭載したビジネスインクジェット複合機の専用モデルを貸与する。ユーザー企業は機器の購入が不要で、月額料金を支払えば、コピーやプリント、インク、保守サービスなどを利用することができる。
エプソン販売の平野社長は、「国内PPC(普通紙複写機)用紙の市場は、2010年以降、年平均2%の伸長を続けている。直近は、リーマンショック以前の水準に回復している」と、企業でコピーやプリントの利用が増えていることを説明したうえで、「複写機市場が堅調に拡大し、なかでもチャージ単価の下落によってコピーの利用が増えている。この傾向は今後も続くだろう」と分析した。
また、エプソン販売の中野修義取締役販売推進本部長は、「ビジネスの現場では、管理者側がプリントコストを抑えるためにカラープリントを制限したり、導入コストが高い障壁となって、コピー機やプリンタを追加しないことで待ち時間が増え、業務効率が落ちたりしてしまうという課題を抱えている」と述べ、このサービスが企業の課題を解決することをアピール。「毎月1000枚以上のコピーやプリントを行う企業を対象にサービスを提案していく」という方針を示した。
サービスのプランは4種類。カセット2段で最大831枚が供給できる機器を貸し出すプランを月額1万円に設定し、モノクロ2000枚とカラー600枚のコピーやプリントができる「スタンダードB」、モノクロとカラーともに1000枚が上限の「フルカラーB」を用意した。また、カセット4段で最大1831枚が供給できる機器を貸し出すプランを月額1万2000円に設定し、モノクロ2400枚とカラー720枚の「スタンダードF」、モノクロとカラーともに1200枚の「フルカラーF」を用意。どのプランも5年間の契約が前提となる。
サービスは専用販売代理店経由で提供する予定で、「現在、120社程度の販売パートナーを確保した」(中野取締役)という。販売目標は、初年度に2万件。また、将来は250社程度まで販売代理店を増やす計画で、中野取締役は、「そのときは、年間3万件程度は獲得してきたい」とした。(佐相彰彦)
突然ですが、ローソンの人気ホットスナック「からあげクン」の表面に注目したことはありますか? 実は衣に、キャラの焼印が付いている“レアからあげクン”が存在するのです。Twitterには実際にレアからあげクンに遭遇したという報告も上がっていました。食べたい!!! どうやったら手に入るんだ!!!
ローソンの広報さんに確認したところ、このレアからあげクン(注:お肉の焼き加減がレアってことじゃないですよ!)は確かに存在するそうです。割合は「1000粒に1粒くらい」とのことなので、とっても珍しいんです。昨年10月から期間限定の新商品だけにこの焼印を入れていたそうで、今年5月からは定番のレギュラー・レッド・北海道チーズに拡大。今はすべての種類に焼印入りからあげクンが混ざっています。
そんなわけで、ラッキーな人は遭遇できるかもしれないレアからあげクン。お腹が空いていても、すぐに食べてしまわず、まずは表面を観察してみましょう。ちなみに焼印のキャラクターは公式サイトによると「にわとりのようだけど、実は妖精」とのことです。お間違えなく。
「トークセラピー」を提供するスタートアップであるTalkspaceが、セラピーのあり方を変えようとしている。通常のトークセラピーといえば、1週間毎に医院にて行われるものだが、これをセラピストと患者の双方にとって、より便利なものにしようとしている。サービスの拡充にむけてはSpark Capitalおよびソフトバンクから250万ドルの資金を調達した。
毎年、4500万人以上の人がメンタル面での問題を抱えていると診断されるが、Talkspaceはそうした人々を対象としたサービスだ。疾患を抱えていると診断された人のうち、治療を受けているのは40%にも満たないのだそうだ。なるほどこれは大問題であり、この問題を解決するための方法を提供しようと考えたわけだ。
登録を行った利用者は、資格を持つセラピストにいくつでもメッセージを送ることができるようになっている。こうした仕組みにより、必要な時に、必要なだけの治療的支援活動を提供したいと考えているわけだ。
もう少し詳しく仕組みをみておこう。Talkspaceの利用者は、1週間毎にセラピストのものとを訪問するのではなく、ウェブやiOSアプリケーションを使って(匿名で)相談することができるのだ。費用は1週間の利用で49ドル、月単位で申し込むのなら1週間換算で25ドル、年単位であればやはり1週間換算が12ドルとなる。
CEOのOren Frank曰く、カウンセリングを必要とする人が、必要なときに必要なだけ受診できるようにすることを目標としたものだ。従来のセラピー受診料と比べれば、80%も安い価格で利用できるのだとのこと。
iPhoneおよびiPad版のモバイルアプリケーションを提供しているのも、より広い層に使ってもらおうと考えてのことだ。これを利用することで、外出先から相談を投稿することもできる。ちなみにTalkspaceでは、メッセージ経由のものだけでなく、ビデオを利用したセラピーも提供している。
資金調達は、セラピストの確保および利用者層の拡大を考えてのことだ。250万ドルを調達した今回のラウンドをリードしたのはSpark Capitalとソフトバンクだ。今回の資金調達と同時に、AOLのビデオ部門のプレジデントであるRan Harnevoが、Talkspaceの取締役に就任した。
(翻訳:Maeda, H)