インクリメントPは6月9日、iOS向け地図ナビアプリ「MapFan+」をアップデートしたと発表した。App Storeからダウンロードできる。
新たに公開された「ver.1.4は、カーナビゲーション時の音声案内機能を強化。従来の「標準」「英語」に加え、「合成音声」を追加した。合成音声を選ぶと、通常のルート案内に加え、交差点やジャンクションの名称を読み上げる。これはiOSの標準機能を用いたもので、地名などは正確に読めない場合があるという。なお、声の高さや読み上げ速度は好みに合わせて自由に変更できる。
地図表現の改善を行い、地図をより見やすくした。店舗のアイコンや縮尺によって地図上に表示する情報量を見直し、通常時もカーナビゲーション時も地図の視認性をアップした。
さらにアプリの連携により、周辺ホテルの検索機能とARナビ機能を強化。周辺ホテルの検索機能は、ホテル予約アプリ「旅比較ねっと」と連携する。あらかじめアプリをインストールしておくと、地図の中心地点周辺のホテルや旅館を、複数の旅行サイトの宿泊プランから比較検索できる。現在いる場所のみならず、地図上で選んだ場所の周辺情報を示してくれるのも特長のひとつだ。
またAR徒歩ナビアプリ「MapFan eye」と連携し、MapFan+で検索・設定した徒歩ルートがMapFan eyeにワンステップで引き継がれ、ARのナビゲーションで利用できる。利用するには、あらかじめMapFan eyeをインストールしておく必要がある。
このほか、位置情報シェア先にLINEが加わったほか、ブックマークフォルダ内のマイスポットを地図上に一括表示する機能などを追加している。
トキワ荘プロジェクトは6月9日、サイトリニューアルに伴い、マンガ誌編集長のインタビュー記事を掲載する「編集長の部屋」をスタートした。
トキワ荘プロジェクトは、シェアハウス事業やイベント運営などを通してプロの漫画家を目指す人たちを応援する団体で、これまでに300人以上の漫画家志望者にシェアハウスを提供し、そのうち41人をプロの漫画家としてデビューさせている。
しかし、多くのプロ漫画家を生み出す一方、あまり編集者や編集部という組織の構造を理解しておらず、間違った方向への努力をしてしまうプロ漫画家志望者も多くいるという。編集長の部屋では、そういったプロ漫画家志望者に正しい努力をしてもらいたいとの思いから、マンガ誌の編集長にインタビューを行い、編集者や編集部を正しく理解してもらい、その上で正しい努力をしてもらうことが目的だという。
第1回は『月刊アフタヌーン』の宍倉立哉編集長、前・中・後編を1週間おきに配信、第2回は『月刊コミックゼノン』の花田編集長を予定している。連載は月ごとに1誌(1媒体)を予定。また、6月9日中に「マンガHONZ」でも同内容の連載を掲載するという。[eBook USER]
マイクロンジャパンが、SSD新モデルCrucial(クルーシャル) MX100を発売しました。以前に発売したM550より速度は若干落ちるものの、コストパフォーマンスの高いモデルという位置づけです。フォームファクターは2.5インチ7mm厚シリアルATAのみで(ただし9.5mm用スペーサーも付属します)、容量は128GB / 256GB / 512GBの3モデル。
バリュー価格SSD『Crucial MX100』発売。128GB 8000円、256GB 1万2000円でGB単価50円割れ
特徴はなんといっても価格。メーカー公式発表ではオープン扱いですが、6月9日時点の価格比較サイトconeco.netでの最安価ショップ価格では、それぞれ7980円(税込、以下同じ)、1万1980円、2万3479円。比較的高値になる発売直後ながら、256GB以上ではいきなりGB単価が50円割れ。SSDとしては強烈なインパクトを持った価格です。
もちろん、価格がいかに安価でも、性能面が論外モノでしたら意味がありませんが、そこは以前にCrucial m4というスーパーヒット製品を送り出したクルーシャルブランドの製品だけあり、性能も水準以上です。
連続リード速度は、すべての容量で実質上シリアルATAの速度限界となる550MB/秒。連続ライト速度は128GB版でこそ150MB/秒と控えめですが、256GB版では330MB/秒、512GB版では500MB/秒と第一線級の速度に。
ランダムアクセス時のIOPS(秒間あたりに処理可能な入出力命令数)も、条件の厳しい書き込み時でそれぞれ4万、7万、8万5000IOPSと、256GB以上では上位機種であるM550に近い性能を維持しています。
なお、耐久性の指標となる総書き込み容量は72TBで、1日あたり40GB書き込む計算で約5年間使用可能。平均故障時間(MTTF)も150万時間とアピール。メーカー側の信頼性を測る目安となる保証期間も3年と、最新SSDとして見ても水準以上です。
また技術的には、NANDフラッシュメモリチップが16nmプロセスで製造されている点もポイント。この技術により、従来の20nmプロセスを使ったフラッシュメモリチップよりもダイ(半導体本体)の面積を小さくできるため、理論上の製造コストが低減できます(ただし128GBモデルのみは、従来の20nmプロセスを使用)。
さて、ここ2年ほどのSSD最安価は、特価品などを除けば、昨年6月にSamsungのSSD 840がキャッシュバックキャンペーン(VJAギフトカードによるキャッシュバック)を実施した際のもの。この時は120GBが実質7000円台、250GBが実質1万1000円台、500GBが実質2万2000円台でした。
しかし実質価格こそMX100と並びますが、性能という点ではさすがに1年前だけあり、連続リードとライト速度だけでも、120GB版が530MB/秒と130MB/秒、250GB版が540MB/秒と250MB/秒と、とくにライト速度ではMX100が大きく有利。
つまりMX100はSSD 840に比べて速度で勝り、キャッシュバックなどの手間を考えると実質的に安価となります。コストパフォーマンス的にはここ1年で最も優秀なSSDと言って過言ではない状態です。
実際に販売を開始しているパーツショップでは、価格のインパクトから速くも人気という声も聞かれます。SSDは気になってるけれどやっぱり価格が......と考えていた方は、検討の価値は十二分にある製品でしょう。